1978年の中国は特別扱いされて世界に出て行った
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画像引用:http://pic1.dwnews.net/20150129/a34d336260f4adfde88cfe6d574185fb_w.jpg



恵まれた30年間

中国は米国との経済冷戦が激化し、経済的ダメージを受けつつあります。

1990年頃の日本に似てきており、今まで中国の成長を後押ししてきた要素が重荷になってきている。

中国の成長が始まった1970年代後半は日本経済が全盛期に突入しており、中国はいくらでも経済支援を受けられた。

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日本の政治家は積極的に中国に謝罪外交に出かけ、それだけでは足りず無限の円借款や経済支援を申し出ていた。

これには米ソ冷戦が影響していて、アメリカはソ連を弱体化させるために、中国を離反させようとして接近した。

米中接近に日本は焦りまくり、謝罪外交と援助外交を展開して中国に接近せざるを得なくなった。


当時中国は文化大革命が終わったばかりで人口上昇期を迎えており、それまでの締め付けの反動から改革開放が熱狂的に支持された。

世界で最も多くの若者を抱え、資金と技術は日本が無償で無制限に提供し、アメリカはいくらでも中国製品を買ってくれた。

まさに世界は中国にとってのパラダイスのような状況であり、世界から望まれて爆発的な経済成長を遂げた。


転機になったのは1989年の天安門事件で、初めて西洋諸国は中国の凶暴性を目にし、経済制裁を課した。

この時中国を利したのが明仁天皇で、自ら望んで中国を訪問し、日本の侵略を持ち出して謝罪し、欧米の制裁を解除させた。

制裁を解除された中国は先進国からの投資によって世界の工場になり、全世界に輸出攻勢をかけて毎年2桁の経済成長を続けた。



日本化する中国 高齢化とバブル崩壊

2008年に中国は北京五輪を開催し、同時にGDPで日本を抜いたが、この時すでに自律的経済成長が終わっていた。

2007年のサブプライムショックからリーマンショックに発展し、中国は50兆円の経済対策でいち早く回復した。

だがこの年以降中国は毎年50兆円から公共投資を増やさねばならなくなり、今では年300兆円以上の公共投資でやっと80兆円程度経済成長をしている。


毎年300兆円を使ってたった80兆円しかGDPは増えていないという事は、膨大な公的債務が蓄積されている。

1980年頃の中国に借金はなく、あったとしても2桁成長すれば翌年には返済できる程度でした。

今の中国はGDPの3倍の公的債務を抱えながら、巨額な公的支出を減らすことができずにいる。


中国の出生率は低下しつづけ、最近は1.5を切り1.2程度になっているのではないかと推測されている。

中国の人口減少はもう時間の問題になっていて、来年から2025年までには人口減少が始まる予定です。

日本や欧米の人口減少は十分に経済成長した後だったが、中国はまだ一人当たりGDPが6000ドルで、先進国の7分の1から10分の1に過ぎない。


アジアや中南米やアフリカには一人当たりGDPが2000ドル以下の国が多く、生産地としての魅力はなくなっている。

1970年代には西側の「敵」はソ連だったから中国は優遇されたが、今は中国が主要な「敵」になってしまっている。

中国のGDPの8割は現在も国営や国有企業が独占しており、完全な民間企業は今も存在していない。


今まで先進国は中国を例外扱いしてきたが、これからは資本主義のルールを守れと言い出すでしょう。

チベットやウイグルなど人権問題でも中国は例外扱いだったが、そんな事が許される筈がなく、今後は欧米並みの人権を要求されるようになる。

中国が驚異的な経済成長をできた要因が、すべて消えつつある。

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