高齢者の事故件数は「増えていない」が全体の件数が減ったので、割合は増加した
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画像引用:75歳以上運転の死亡事故、18年は460件 : 全体の15%占め過去最高 | nippon.comhttps://www.nippon.com/ja/japan-data/h00410/



高齢者が起こす交通事故は増えているか?

最近の何件かの交通事故で運転者が高齢者だったのが注目され。高齢ドライバー問題が脚光を浴びている。

過去にも少年犯罪や凶悪犯罪、高齢者の逆走事故が注目されたが、調べた結果は意外なものだった。

実際には少年犯罪が減少しているのにマスコミが激増していると言ったり、凶悪犯罪も減っていたのにマスコミが激増したと騒いでいました。

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注目されるような事件が一件発生するとマスコミは報道量を増やして、「激増した」と言い立てていたのでした。

このような事が多いので今回の高齢者事故も、実際は減少したのにマスコミが騒いでいるだけなのか、慎重に判断する必要があります。

まず交通事故や事故死者は減少傾向にあるのは良く知られていて、その中で高齢者の割合が増加しています。


警視庁などによると交通事故で過失責任が大きい「第一当事者」に高齢者が占める割合が増えています。

2018年の死亡事故3,532人のうち、75歳以上の運転者が第一当事者だったのは460件で、全体の14.8%を占め過去最高だった。

警察庁の資料では75歳から79歳運転者の事故は、10年前から年間200件前後で増えていません。


80歳以上が第一当事者だった死亡事故は、この10年間に420件から460件の間で推移しています。

2018年は460件と多かったが、2012年や2014年も同じくらいであり、特別増えた訳ではない。

件数としては目立って増えていないのだが、交通事故全体が減少したので全体に占める割合は増加した。


高齢者の免許人口あたりの交通事故件数は減少しているのだが、それ以上に全年齢の交通事故が減ったので、やはり割合としては増えている。


75歳から交通事故が激増している
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画像引用:高齢者による運転免許返納率の都道府県差 | ニッセイ基礎研究所https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=61145&pno=2?site=nli



75歳から交通事故が増加していた

65歳以上の人口は10年前に約2800万人だったが現在は3500万人を上回っています。

75歳以上の高齢者は1年間で50万人も増加していて、10年間で数百万人増加しました。

65歳以上人口の比率は現在約24%で75歳以上人口は約17%、しかも高齢になるほど人口増加率が高いのです。


80歳以上人口は2000年に5%だったが現在は11%も居て、高齢になるほど第一当事者になる割合も上昇しています。

免許人口10万人当たりの死亡事故は、75歳以上が8.2件、80歳以上は11.1件、85歳以上は16.3件と増えています。

ちなみに30代は2.8件と最小で40代は3.0件、50代は3.5件以内、60代も3.4件で増加は見られませんでした。


10代は11.4と80代並みに事故が多く、20代も4.0前後で60代より死亡事故を多く起こしていた。

こうした統計を見ると急に事故が増えるのは75歳からで、60代までは特に事故が増える傾向はみられません。

という訳で高齢者が起こす交通事故件数は「増えていない」のだが、交通事故が減少したので割合は「増加」しています。


しかも非高齢者の事故は相手がいる相互事故が多いのに、高齢者の事故は単独事故が多い。

運転免許の自主返納については、75歳というのが一つの目安になりそうです。

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