例えば現代自動車の平均給与はトヨタ、日産、ホンダより多い
日本に勝ったと喜んでいるが、競争力を喪失して自滅している
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画像引用:https://courrier.jp/media/2015/06/graph_03.jpg



韓国の景気後退の原因は

韓国は2019年1月から3月の経済成長率がマイナス0.3%になり、経常収支も赤字になった。

失業率は5%だが実際にはもっと高いとされ、雇用が不安定な人は10%以上に達している。

こうした数字を見るとバブル崩壊やデフレ不況時の日本に似ているが、大きく違う点もある。

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90年代以降の日本は輸出が減少し時に貿易赤字になったが、貿易以外の国際収支はずっと大幅黒字でした。

現在は輸出と輸入はトントンなのに経常収支は年10兆円ほど黒字で、もう輸出立国でもなんでもない。

韓国は逆に貿易以外の国際収支が先に赤字になり、貿易黒字でカバーしようとしている。


これがいかに厳しい状況かは、バブル崩壊後の日本がずっと赤字の情況を想像すると分かりやすい。

家電も自動車もスマホも全部アジアとの競争に負けたが、貿易以外の収支が黒字だったので日本は世界最大の金満国家でいられた。

もしこれがなければ日本の不況はもっと厳しいものになっていた可能性が高い。


日本がバブル崩壊したのにどうして貿易外収支の黒字が増え続けたかは、実はバブル崩壊そのものにありました。

バブル崩壊で日本の地価や株価が下がり、投資家は海外に脱出して欧米やアジアに投資しました。

自動車や家電など輸出産業はアジアとの競争に負けて、生き残るために海外移転を進めました。



韓国の平均所得3万ドルは無理

すると海外の日本企業や投資した外国企業から、毎月配当や利益が発生するので、これが膨大な経常黒字を生みました。

日本の労働者が働かなくても、海外工場の労働者が働いたお金が日本に送金されてきます。

このお金が円高圧力を生み出して、95年や2011年の超円高の原因にもなりました。


韓国はこれとは違い1997年の国家破産以降、日本や外国からの投資を積極的に受け入れて経済発展しました。

日本は海外工場からお金が送られて来るのに対し、韓国は自国の工場から海外投資家にお金を送金するので貿易外収支が赤字になっています。

韓国人がいくら稼いでも海外に送金されているので、輸出によって外貨を稼がないとまた国家破産するのです。


韓国と日本には他にも大きく異なる点があり、韓国政府は平均所得3万ドル達成を大きな成果としています。

日本は4万ドルくらいで差が縮まっているので「日本に追いつく」と韓国では誇りにしています。

ところが一人当たりGDPや平均所得のような数字は、為替レートで簡単に変化します。


韓国は1ドル1000ウォンから1200ウォンを維持する事でウォンの価値を保ち、平均所得3万ドルを維持しています。

日本は金融緩和という名の円安誘導政策をおこない、1ドル120円台を維持しようとしていました。

言い換えると日本政府は平均所得や1人当たりGDPを、意図的に低く誘導しています。


人件費が安い方が国際競争で有利だからで、お陰で国内生産が持ち直して失業率が低下しました。

1ドル120円で平均所得4万ドルの国が1ドル100円になると、平均所得は5万ドル、1ドル80円なら6万ドルになるかも知れません。

その代わり国際競争力が低下して失業率は5%になるかも知れないが、そうなっているのが韓国です。


韓国は無理やり国民所得を引き上げた結果、競争力低下を招いてしまい、失業率が急上昇しました。

韓国が輸出で飯を食いたいなら、妥当な平均所得は2万ドル台までで、3万ドルでは韓国で生産するメリットが無くなります。

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