爆発的に増えた中国の経常黒字がマイナスになろうとしている
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画像引用:中国の経常収支が危ない。http://yurulu.net/retire/china-risk-1903/



中国は万年赤字国家になる

韓国が2019年5月の経済統計で、7年ぶりの経常赤字に転落したのが話題になっていました。

赤字額は6億6000万ドル(約710億円)で、多い月は100億ドル以上の経常黒字になるので、すぐに回復すれば問題ないレベルです。

次に経常赤字になりそうなのは中国で、国際通貨基金(IMF)は2022年に中国は経常赤字になると警告している。

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2019年4月8日に発表された定例のIMF世界経済見通しでは、中国の経常収支が2022年に赤字になり、その後も赤字が続くと書かれている。

IMFといえば「中国の代弁者」のように中国政府発表の経済統計を追認してきた機関でした。

リーマンショックの頃、あらゆる経済統計全てマイナスだったのに、中国は7%以上成長したと発表しました。


世界中の経済専門家は「嘘だ」と指摘したが、IMFが中国の発表をコピペして発表し、お墨付きを与えた格好になった。

IMFはこれほど中国とズブズブの関係で、中国がどんなデタラメ発表しても自動的に追認してきました。

IMFの理事達は北京でよほど美味しいものを食べさせてもらったのか、家や車やヨットなどを買ってもらったのでしょう。


多少の変化が見られたのは2016年のIMF年次報告で、「中国はGDP成長目標を辞めないと深刻な事態に至る」と警告しています。

IMFによると中国の経常黒字のピークは北京五輪とリーマンショックの2008年で、年4000億ドルもの経常黒字でした。

その前の2006年は2500億ドル、2004年は1000億ドル未満、2009年には2500億ドルに再び縮小しています。



減り続ける外貨準備の謎

2017年までは1500億ドル前後の経常黒字を維持してきたが、2018年は500億ドル以下に急落しました。

2019年は少し増えて600億ドルほどになるが、2021年にゼロになり2022年に赤字になります。(IMF予想)

中国の貿易は黒字なのですが、不思議なことに貿易で得たはずのお金が中国の銀行に振り込まれていない。


2009年から2018年までの10年間で経常黒字は約2兆ドルだが、対外純資産が7400億ドルしか増えていない。

貿易などで得たはずの1兆2千億ドル(約130兆円)、年間10兆円以上の外貨がどこかに消失してしまった。

日本の場合も外国で稼いだ金はすぐに円に交換されないが、この場合は対外純資産が増える。


中国の場合はドルから人民元に交換されておらず、かといって対外純資産も増えていない。

消失する年間10兆円は原油や鉱山などを買って「爆損」したのか、どこかの独裁政権に軍事援助したとか、公にできないような事に使われている。

一部は共産党や軍幹部などが着服して海外資産として保有しているとも言われている。


とはいえ消失金は経常赤字の一部に過ぎず、海外旅行に伴う旅行支出は2018年に26兆円の赤字を記録した。

中国の貿易黒字は2008年に2,954億ドルだったが、2018年は3517億6000万ドル、増えてはいるが世界貿易での比率としては減少している。

2008年の経常黒字は4,261億ドルだったが、2018年1月から6月は283億ドルの赤字で、通年で多少の黒字を維持したに過ぎない。


サービス収支が年20兆円以上の赤字で所得収支も赤字、金融収支も赤字で、これらの赤字を貿易黒字だけで補填している。

この結果中国からのマネー流出が起きていて、外貨準備は10年間で130兆円も減少しました。

また2008年に約1兆ドルだった対外純資産は2018年に2兆ドル未満にとどまっており、この間GDPは2.7倍、経常黒字は累積で3倍近く増えている。


これも稼いだはずの100兆円以上がどこかに消えた事になり、杜撰な経済運営が明らかになっている。

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