車両価格とバッテリー交換費用が高いので、ガソリン車との差額150万円を10年間で回収できない
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画像引用:日産:リーフ [ LEAF ] | 充電・航続距離https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/charge.html



今EVを買うと損なのか得なのか

世界では自動車のEVシフトが進んでいて、欧州有名メーカーのほとんどが今後数年でEVかPHVを発売します。

欧州メーカーの偉い人たちが急に地球環境を重視し始めたからではなく、厳しすぎる新燃費規制をクリアするためです。

2020年代の欧州燃費規制はガソリン車は一車種もクリアできず、HV車も一部の最新車種しかクリアできないと言われています。

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欧州メーカーはHVを軽視してクリーンディーゼルにまい進したが、VWの排ガス騒動で今や社会の敵扱いされている。

今までまったく開発してこなかったVWなどが、わずか2年ほどで世界最先端のPHVやEVを発売できるのはトヨタが協力したからでした。

中国では年間100万台、世界の半分のEV/PHVが売れていますが、1台80万円もの補助金と、ガソリン車のナンバーが取得不可能な罰則によるものです。


上海や北京では普通に申請してもガソリンナンバーが交付されるのは数十年後(ちなみに数百万円を払うとナンバーは買える)だが、EVならすぐ交付されるそうです。

ところで欧州や中国でのEV/PHVは規制と補助金で推進されていて、ユーザーが希望した物ではありません。

日本も一時期EVに補助金を出していましたが、今は日産リーフで30万円から40万円だそうです。


EVは少量生産だからかガソリン車より高額で、日産リーフは324.3万円、テスラモデル3は511万円、BMW i3は543万円からとなっています。

これをライバル社と比較するとリーフのライバルがプリウスだとすると251万円、ノートe-POWERは191万円からとなっています。

ノートのガソリン車は170万円くらいで買えるし、カローラ アクシオやフィールダーも170万円台で買えます。



EV購入は10年待ったほうが良い

リーフは324万円なのでノートやカローラのガソリン車より150万円も高額です。

利点としてはガソリン代にくらべて充電代が安いことで、年1万キロ走行で3万6000円で済むそうです。

日産のHPだと自宅だけで充電すると昼間電力でも1万キロで2万6千円、夜間料金だと1万2千円程度としています。


EVには自然放電があり自宅以外で充電すると高いので、ここでは3万6000円で計算してみます。

ガソリン車が1万キロ走行するにはリッター150円として年15万円、差額は11万4千円になります。

今の車は小型車で平均寿命12年なので、10年間乗ると114万円も得をするが、リーフとノートガソリン車の差額150万円を埋めるほどではありません。


しかもガソリン車の燃費は10年後も大きく変わらないのに、旧型リーフは数年で走行可能距離が半分になったとされています。

これはバッテリーの性能低下が原因なので「燃費」としては同じだが、今まで200キロ走れたのが100キロ程度しか走れなくなったという事です。

果たして新型リーフのバッテリーは何年使えるかまだ分かりませんが、とても10年は持たないので数年でバッテリー交換するか、車ごと買い替える必要があります。


新型リーフのバッテリー交換費用は約65万円で、仮に5年で交換すると燃費節約分から差し引いて10年間でガソリン車より100万円損になります。

年間走行距離が少なければバッテリーのダメージも少ないが、それだと燃費を節約するメリットも薄れてしまう。

というわけで現行リーフも「節約」目的で買うには、安いガソリン車より損になります。


10年後くらいに全固体電池が実用化され、性能は3倍になり値段はガソリン車並みになるそうなので、10年待つ方が賢明です。

メリットがあるとすれば離島や山間地など、ガソリンスタンドが無いが家に電気は通っているような特殊な環境の人でしょう。

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