60代以上で遭難が急増する傾向がある
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画像引用:高齢者は遭難事故に要注意。GWの死者数27名…を繰り返さないために、高齢者自身が気をつけたいこととは|みんなの介護ニュースhttps://www.minnanokaigo.com/news/kaigogaku/no314/



遭難しても9割助かる時代

ある調査で日本は世界一登山者が多い国で登山人口は650万人、ハイキングを含めると1200万人に達する。

総人口の1割が登山やハイキング、トレッキングのようなものを楽しんでいるが、欧米はこうではない。

アメリカの登山人口は約160万人で、人口比で日本の30分の1なので、アメリカ人はほとんど山に登らない。

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代わりにアメリカ人が好きなのは野外バーベキューで、大型自家用車にキャンプ道具を満載して自然公園でパーティーする。

アウトドアでも移動は自動車で絶対に歩かないので、アメリカ人が痩せないのも止むを得ない。

日本で登山人口が増え始めたのは平成が始まった1990年頃からで、この頃から遭難者が増加しました。


遭難件数は昭和期に700件ほどだったのが2000年に1200件ほど、平成最後の2018年は3129件でした。

負傷者数は昭和期300人台、2000年に500人超、2018年は1100人以上でした。

遭難による死者は昭和期に200人台、2000年に300人程度、2018年は342人となっています。


重大な変化として昭和期は遭難件数の3割ほどが死者数だったのに、現在は遭難件数の1割にまで低下しています。

負傷者の割合でも昭和期は遭難者の半数が負傷か死亡したのに、現在は遭難者の3分の1に減少しています。

「遭難=死」だったのが「遭難しても9割助かる」に変わり、登山は冒険からレジャーに変わりました。


平成登山ブームで遭難者も増加したが、死者数は変わっていない
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画像引用:http://www.start-hike.com/img/toukei_h28_03_s.jpg



山岳遭難の過半数が高齢者

遭難者の9割が生還するようになったのは救助体制の充実と、携帯電話やスマホの普及が大きい。

電話が通じれば救助要請できるし、通じなくてもスマホに保存した地図とGPSで現在地を知ることができる。

統計では遭難者の7割がハイキングや軽登山で、十分な準備をしなかったパターンが多い。


遭難者の年齢には大きな偏りがあり、10代と20代の合計でも12%台に過ぎませんでした。

年齢が上がるにつれて全遭難者に占める割合は増加し、60代と70代はそれぞれ20%以上でした。

全遭難者の約45%を60代と70代が占め、80代以上を含めると50%を上回っています。


死者(行方不明込み)はもっと偏りが大きく、60代以上が72%を占めるのに、20代以下は約1%に過ぎませんでした。

高齢者は体力が低下しているのと、方向などを誤認しやすい、若い頃はできたという自信過剰が原因かも知れません。

去年は上れた坂を今年は登れない事もあり、自分にあったルートや条件を選んだ方が良いでしょう。

一般的には経験者は遭難しにくいイメージがあるが、実際には「ベテランほど危険」なのが現実です。


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