大気汚染対策で排ガス規制が強化され、旧型車は将来走行禁止になる
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画像引用:http://jp.xinhuanet.com/2016-12/24/135929829_14825635028761n.jpg



自動車販売が予想外の落ち込み

中国の自動車販売は2018年に2.8%減の2,808万台、乗用車は4.1%減と28年ぶりの減少を記録しました。

大方の予想に反して2019年に入っても減少が止まらず、1月から5月まで前年比2桁マイナスが続いた。

5月は乗用車が12.5%減の161万台、6月もマイナスになったようで、7月も微減が予想されている。

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ただマイナス幅は縮小し、年後半にプラス成長に転じると業界団体は予想している。

販売減の原因は米中対立と制裁関税による景気悪化、雇用悪化と収入減にともなう消費停滞が挙げられている。

さらに中国が鳴り物入りで始めた排ガス対策と新エネルギー車優遇が、従来車の販売を減らしたと指摘されている。


中国は全メーカーに一定数のEVとPHV車販売を義務化し、EVを販売しないとガソリン車も販売できなくしました。

確かにEVとPHVは年間100万台以上売れたが、ガソリン車が売れなくなりました。

ガソリン車は税制などで冷遇されたうえ、ナンバーも取得しにくく、北京や上海では数十年待ちになっている。


ガソリン車を買いたくてもナンバープレートは400倍の抽選で、抽選は2ヶ月に一度なので当選は70年後になる。

上海はオークション制もあり、150万円ほど払うとナンバーを購入できるが、EVならすぐ交付されるようです。

問題はガソリン車自身にもあり、今買った車は数年で走行禁止になる可能性があります。



7月1日から排ガス規制でたたき売り状態

ころころ変わる中国の排ガス規制のせいで、2001年に初めて「国家第一段階機動車排ガス標準」(国1)を導入した。

2019年は「国5」適合車が販売されていたが、7月1日から「国6」になり、従来車は新車販売禁止になった。

メーカーやディーラーとしては6月30日までに売り切らないとスクラップにするか中古車にするしかなくなる。


購入したユーザーにとっても、「国5」がいつまで中古車として販売できるのか、そもそも道路を走行できるのかも分からない。

中国は民主主義ではないので、ある日「現行排ガス規制を満たさない車両は走行禁止」または中古販売禁止になる事は良くある。

これが5月まで前年比2桁マイナス販売が続いた原因だと考えられていて、7月からは回復すると見られている。


そんな中でトヨタ、ホンダ、日産、マツダなど日本車だけが販売数を増やし、中国国産車は大幅減少している。

日本車は既に新排ガス規制「国6」に適合していて、将来中古転売や走行禁止になる恐れが少ないのかも知れない。

米メーカーのディーラーは最後まで旧型の「国5」を売っており、GM系列では3割引き、最後は投げ売りで処分した。


スーパーの割引シールのようなもので、将来に不安があっても安ければ買う人が居たようです。

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