日産は10%ルノー株を買えば独立できる、ルノーは日産を統合すれば独立防止できる
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画像引用:日産、独立性に懸念 仏政府、ルノー通じ介入も(1/2ページ) - 産経ニュースhttps://www.sankei.com/economy/news/181121/ecn1811210002-n1.html



フランスの統合要求を日本政府は門前払い

ゴーン逮捕で動き出した日産とルノーの再編だが、日産が再び独立に向けて動いている。

19年6月の日産株主総会で西川社長は、ルノーとの資本関係見直しに言及し、突っ込んで議論していくと語った。

この株主総会前には日産が出した人事案をルノーが拒否して修正する一幕もありました。

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日産案は企業改革のため指名、監査、報酬の3委員会を設置するが、9人以上のうちルノーから委員一人しか選出しなかった。

ルノーと協議して2人に増やしたのだが、これは最初から想定していた妥協だった気もします。

日産は取締役11人のうちルノーから2人選出しているので、委員会が一人はいかにも少ない印象を受けた。


日産株主総会は大阪G20の直前に行われ、ルノー会長やフランス政財界の大物、マクロン大統領も来日した。

マクロンは日仏首脳会談でルノーと日産の関係強化が必要と、間接的に安倍首相に統合承認を求めてきた。

安倍首相は議論に応じない姿勢を見せ、事実上日本政府は拒否した格好になる。


マクロンはこれまでにも、何度も安倍首相や日本政府に同様の働きかけをしてきたが、日本側は相手にしない態度を通している。

日産としては日本政府の後押しを受けて、統合拒否やルノーからの独立を求めるでしょう。

だがルノーと日産はそもそもどういう関係になっているのでしょうか。



ルノー株10%の攻防

ルノーは日産株の40%以上を保有し、日産はルノー株の15%しか保有していないので、事実上ルノーが日産を支配している。

ところが日本の国内法では、日産がルノー株を25%取得すれば、ルノーの日産への議決権は消滅する。

ルノーの時価総額は161億ユーロで現在の為替レートだと2兆円未満、その10%は1960億円に相当します。


2000億円に色をつけて3000億円ほど出せば日産は晴れてルノーの植民地から独立国に復帰できる。

そうはさせまいと統合したいのがフランス政府で、ルノーは日産との親子関係を続けたい。

ルノーは実質赤字経営だったが、暇なので日産車をルノー工場で生産して納入していました。


それは良いのだがルノーは親会社の立場を利用して、生産した車を高額で日産に買い取らせ、赤字補填をしていたとされています。

ルノーにはゾエというEVがあるが、これは日産リーフからタダで技術を移転していました。

ルノーと日産は共同開発や車体の共通化と美しく言っているが、実態はルノーが日産の技術を盗んでいます。


さらにルノーが日産を統合すれば日産本社はルノーに移転し工場や設計や研究所などもフランスに移転します。

日本は全てをフランスに盗まれて空っぽになるので、日本政府が認められる筈がないのです。

日産の最終兵器はルノー株10%の追加取得ですが、それを公言したら両国政府を巻き込んだ経済戦争に発展します。


独立か統合かをめぐって日産とルノー、日本とフランスの攻防が続くでしょう。

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