フランスにはエアコンがなく、後付けできるのは日本式だけ。
美観は損なわれるが暑いよりはいい
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画像引用:カーヴ(Cave)https://cavewine.net/contents/3357



日本式エアコンは日本だけだった

日本ではエアコンといえば一部屋に一基ずつ天井付近についているアレを連想します。

だがあの日本式エアコンは世界では少数派で、欧米では家ごと冷暖房します。

欧米の家は気密性が高いので、冬は集中暖房で丸ごと温め、夏は丸ごと冷やしてしまう。

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多くの国は日本より電気代やエネルギー代が安いので、ずっと冷房や暖房を入れっぱなしの場合もある。

アメリカではセントラル空調システムが当たり前で、地下や一階の装置から全室に空調ダクトで送風しています。

平均的なマンション(4人家族)では1年中セントラル空調付けっぱなしで月1万5千円から2万円の電気代と、日本より安いです。


一戸建てだと電気代は2万円から3万円に上昇するが、かなり広い家中を冷暖房するので、費用対効果としては安い。

日本以外のどこでも先進国はこんな感じで、ロシアのような寒い国も日本式では生存できない。

アジアやアフリカのような国はまだエアコンを買える経済水準ではないので、暑ければ戸を開ける。


このように日本式エアコンや日本式ストーブを買うのはほぼ日本人だけだったのだが、この20年ほどで変わってきました。

中国を始めとするアジア諸国の経済成長で、彼らもようやくエアコンを導入する段階に入りました。

だがアジアの家は日本と同じで気密性が低く、集中冷暖房が不可能なので一室ずつ冷やしたり温める必要がある。



欧州熱波で日本式エアコンに注目

中国や韓国台湾などで日本式エアコンが売れ、東南アジアやインドなどでも高所得者が購入しています。

欧米は先ほど書いたようにセントラル空調システムだったのだが、欧州や北米の上の方は冷房を必要としませんでした。

夏はあるにしても短く気温もそれほど高くないので、自動車にエアコンが普及したのも日本より遅かった。


最近欧州でトヨタなどの日本車が売れるようになったが、日本車のエアコンはドイツ車より効くというのが理由のひとつです。

住宅も冷房より暖房重視で暑ければ戸を開けていたのだが、地球温暖化でそうもいかなくなりました。

2019年の欧州は熱波に襲われ、フランスでは史上最高の46度を記録して多数の死者まで出ている。


欧州でエアコンを売るのは裸足で歩いている人に靴を売るようなもので、従来は不可能とされていました。

フランスやイギリスの多くの住宅にはエアコンがなく、集中冷房は建設時に組み込まなくてはなりません。

そこでちょこっと穴をあけて、一室だけ後付けできる日本式エアコンが売れているのです。


国内エアコン首位のダイキン工業は投資家からの需要期待で株価が上がり、世界的にも熱波対策で注目されている。

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