アジアでは2人以上でバイクに乗ることが多い(インド)
INDIA
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アジアは空前のバイクブーム

世界ではEVの普及でガソリン自動車が減少するなどと言っているのは先進国だけで、新興国や後進国はそうではありません。

彼らの大半はまだ個人が自動車を買う所得水準に達しておらず、安い中古自動車すら購入が難しい。

例えばインドではマルチ・アルトが約47万円で新発売され、旧型の36万円から大幅に値上がりました。

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インドやパキスタンでは現地生産アルトの中古車が履いて捨てるほど走っていて、新車を買えない人は10万円くらいで古いモデルを買います。

アジアでは中国の年収がやっと6000ドルくらい、ベトナムやインドやパキスタンは2000ドル未満の人が多い。

年収20万円の人にとって10万円の10年前のアルトでも高価な買い物で、多くの人には高嶺の花なのです。


そうした国々で人気なのがオートバイで、インドではなんと年間2000万台も売れました。

世界の2輪生産6000万台の3分の1がインドで販売され、残りもアジア地域が圧倒的に多い。

対する先進国は日本が30万台程度で、他の先進国も人口比では日本と同水準しか売れていません。


二輪車販売台数の9割以上が新興国で売られていて、そうした国では価格が安い125cc以下の需要が多い。

アジアのほとんどの国で110ccまたは125cc以下は、「跨って10m走れれば合格」のような免許制度になっている。

タイのような中所得国では女子高生が3人乗りで通学するような風景が良く見られる。



欧米やアジアメーカーと日本勢が激戦

アジアでは不整地が多いので以前はスーパーカブやオフロード走行可能なバイクが人気だったが、最近はスクーターが多い。

日本のスクーターは舗装道路前提なのでタイヤが小さいが、アジア向けはタイや径が大きく未舗装路も走れるようになっている。

日本のホンダ、ヤマハ、スズキが人気だが、製造が容易なのでインドや中国、台湾などのメーカーも多い。


いずれも日本メーカーよりやや安く(現地基準で)デザインが良かったり、個性的だったりして人気がある。

インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、インドの5カ国だけで2輪販売が3500万台、年間5%以上の拡大が続いている。

フィリピンなど気温が高い東南アジアでは、冬暖かいからなのか2輪車が好まれる傾向がある。


世界の2輪販売の大半がアジアという状況にようやく欧米メーカーも気づいて本格的に進出している。

あのハーレーですらアジア向けに、小型のオフロードバイクを発売するそうで、今後はハーレーおじさんが乗るバイクも変わってくるかも知れない。

BMWなど欧州のメーカーも東南アジアで売れそうな中型スクーターなどを発表している。


ドカティのような伝統的欧州メーカーは、時速300キロで価格は300万円のようなバイクが多かったがアジアでは売りにくい。

やはり中小型の排気量でオフロードも走れるような低価格バイクを今後増やすでしょう。

バイク不振の先進国をよそ眼に、アジアは空前のバイクブームの真っただ中にあります。

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