2018年になくなった137万人は、平均するとハチ公が倒れた昭和10年に生まれた人
214495bdb893e34362811839855573b3_s



43万人減の中身は高齢者がなくなった

総務省が発表した2019年1月1日の人口動態調査では、総人口は前年より43万3239人少ない1億2477万6364人でした。

下げ幅は過去最大だったと各社が報道したが、2018年7月の発表値は前年より37万人減少だったので、減少幅が拡大しました。

2018年1月1日に比べて、2019年1月の人口減少は7万人ほど拡大したことになります。

スポンサー リンク

人口の増減は出生数-死者数なので、減少数や減少幅を見ても少子化が進んだのか高齢者がなくなったのか掴めません。

2017年1年間の出生数は97万8167人で2018年95万832人なのでマイナス2万7335人でした。

対する死者数のほとんどは高齢者ですが、17年は約135万人で18年は137万人なので出生数より約2万人多かった。


人口減少過去最大は出生数が約2万人減り、なくなった高齢者が約2万人増えたことで起きていました。(役所によって集計期間などが異なるので数字は一致しない)

2019年はどうかというと4月までの死者数合計は前年より千人少なく、出生数は2万人減少しました。

2018年の出生数は4月時点で約1万人減少だったので、同じペースが1年間続くと出生数は6万人減少します。


ただ19年は5月に改元があって、子供が生まれるのを5月以降にしたい親が多く、5月以降に増加するのではないかと思います。

ここで注目したいのは少子高齢化の中で、高齢者の死者数増加は止まったという点です。



人口減少のピークは過ぎた

人口減少議論でおかしいのは、「出生数」は今年生まれた人数、死者数は平均寿命84歳なので1935年に生まれた人の人数を表している。

1935年は昭和10年で、築地市場が開業し忠犬ハチ公が渋谷駅前で死去、ダットサンが国産自動車第一号を発売した年でした。

渋谷のハチ公がまだ生きていた時代に生まれた人の数を、2019年に生まれた人数と比較する事に意味はありません。


考え方を変えて出産可能な年齢を20歳から34歳までとすると、1995年に2680万9千人(男女合計)で出生数は118万7千人でした。

2016年の20歳から34歳人口は1980万人(男女合計)で、この年の出生数は97万6979人でした。

出産可能人口1万人当たりの出生数は1995年に443人、2016年に493人なので、若者の人口当たりの出生数は90年代より増加しています。


もっとも子供を作らなかったのは実は80年代から90年代に若者だったバブル世代で、現在は増えているのです。

バブル世代は世代の総人口が多かったので目立たなかったのだが、日本の人口減少を引き起こしたのは彼らでした。

高齢者の死者数増加は止まり、若い世代はバブル世代より多く子供を作っているので、日本の少子高齢化は最悪期を過ぎつつあると言えます。


表現を変えて2000万人弱の若者が95万人の子供を作ったと考えると、そう悪い数字ではない。


スポンサー リンク


スポンサー リンク