世界の工場なんて客が買わなければそれで終わりです
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画像引用:https://timedotcom.files.wordpress.com/2016/06/air-pollution-study.jpg



貿易立国は弱い

日本経済がまだ好調だったころ、日本は貿易立国だと胸を張って言う人が多かった。

中国では80年代から90年代にかけて世界の工場と呼ばれ、全世界の製品を中国だけで生産できると豪語していた。

韓国や台湾は輸出に非常に力を入れていて、貿易というより輸出立国という趣がありました。

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ところが日中韓台のような輸出立国は次々に経済不振に陥り、日本などは30年間不況が続いています。

これが輸出立国の弱みであり、中国が全世界のすべてを生産できるとしても、そんなの誰も欲しくないのです。

中国製のアイスクリームとか中国製のベンツが今より安く買えるとしても、あまり欲しいとは思わないものです。


こっちが生産してもそれを輸入するかどうかは相手国が決めるものなのに、輸出国は必ず勘違いをします。

最近の例は中国で、中国政府や中国人はアメリカには中国製品を買う「義務」があるかのように勘違いしていました。

中国製品を買わないと言い出したアメリカを中国は口汚く非難していますが、これはおかしな事です。


例えば我々がセブンイレブンで買おうがローソンで買おうが自分の勝手で、買わなかった方から罵られる筋合いはありません。

買って欲しかったら客に気に入られる努力をするべきだったのに、中国は「買うのは当たり前で、俺様が売ってやっている」と思っていました。

日本も80年代から90年代に「日本民族は優秀だから世界が日本製品を買うのは当たり前」と公然と口にしていました。



貿易立国は必ず滅ぶ

それを聞いた客が嫌悪感を抱いて別の店で買うとは想像できず、「俺様は優秀なんだ」と天狗になっていました。

韓国や台湾もそうで、半導体やスマホで成功して有頂天になり、売れるのが当たり前だと言い出しました。

買う買わないを決めるのは客なのに、やはり自分が優れているから成功したんだと考えました。


貿易立国の弱さが極端に表れたのが第二次大戦で、日独伊は貿易がないとやっていけない貿易立国でした。

対峙する米中ソは国内で人口が多く資源や食料を自給できたので、内需国家という性格があった。

英仏は貿易国家だが世界大戦では日独伊に対して弱く、米国に助けてもらわなかったらドイツの一部になっていた。


戦争が長期戦になるほど自給できる内需国家が有利になり、資源や食料を輸入に依存する貿易立国は不利になる。

日本が米国に勝つなら一発勝負の短期決戦か、地域を限定した局地戦だがそうはなりませんでした。

現在は米中貿易戦争が行われていますが、貿易立国の中国が内需国のアメリカと貿易対立して勝つことがあり得ないです。


内需国のアメリカから見て中国や日本や韓国は「無くても良い国」なのに、貿易立国の日中韓にとってアメリカは「無くてはならない国」だからです。

ここを勘違いした貿易立国は一時的に繁栄しても必ず滅びます。

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