利用者ゼロで赤字でも運行すれば、経済活動としてGDPに計上される
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画像引用:https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/a/9a39a_1635_e52799fa61e0d0eace805ec8b0998431.jpg



ジャンプした物は地面に落ちる

1年前には、30年間続いた中国の成長がもうすぐ終わるというと嘘つき呼ばわりされたが、今は誰もが理解し始めている。

永遠に続く成長は無いし、無理とごり押しで成長したら、その分は後でマイナス成長になる。

日本の高度成長からバブル経済、バウル崩壊からデフレスパイラルになり、日本人はこれを学んだはずなのに何も理解しなかった。

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多くのビジネスマンや経済学者、政治家らは中国だけは例外で永遠に成長し続けると豪語していました。

ある東大教授は「中国の人口は日本の10倍だから、1人当たりGDPが日本と同じになり、GDPが10倍になる」と語っていました。

そういう事は起きないし、無理やり釣り上げた分のGDPは今後30年でアメリカや日本に削り取られるのです。


早く言えばジャンプした物は必ず地面に落ちるもので、ニュートンが嘘つきでないなら中国のGDPは今後数十年で半減します。

ではこの30年間、中国がどうやってありもしないGDPを作り上げて自国の価値を釣り上げたか検証します。

中国の成長は3期に分けられ、初期は1970年代から89年の天安門事件まで、この頃はGDPが小さかったので世界への影響力も少なかった。


2期は天安門事件の制裁解除から2008年の北京五輪までで、世界の工場と呼ばれる全盛期が到来した。

3期目は北京五輪とリーマンショックの2008年以降で、この年中国はマイナス成長に陥ったが、50兆円公共投資で乗り切った。

公共投資とは都市建設、鉄道、空港、高速道路、巨大ダムなどインフラで、日本では田中角栄がやったような土木工事の事です。



赤字額が大きいほどGDPに貢献する

2008年以降の中国では住人が一人も住んでいない100万人都市とか、乗客ゼロの高速鉄道、飛行機が飛ばない巨大空港などが作られていきます。

北京五輪以降に建設された公共事業のすべてが赤字で、毎年巨額の負債を発生し続けている。

これがどうしてGDPを増やすのかは、まず10兆円で都市建設をしたら10兆円が使われてGDPが2兆円くらい増えます。


完成後も赤字を垂れ流し続けるが、赤字も経済活動なので動いたお金は毎年GDPに加算されます。

高速鉄道も建設費が巨額なほど、赤字額が大きいほどGDPに貢献し、赤字額の何割かがGDPになります。

これを国中でやっているのでGDPの5倍のペースで負債額が増加していて、中国の公的債務は300%前後に達しています。


赤字でなく黒字のほうがもっとGDPに貢献するが、赤字事業のほうが即効性があるので中国では好まれます。

もし黒字の公共事業しかやってはいけない事になると、年間の公共事業費が大幅に減らされて、結果としてGDPは増えません。

赤字でも黒字でも関係なく「今年は300兆円の公共事業費を使う」と決めれば、必ずGDPが60兆円くらい増えます。


これが正に中国のGDP錬金術で、巨大な赤字事業を毎年増額し続けることで今も年6.5%の成長率を保っています。

この制度が10年以内に破綻するのは説明するまでも無いと思います。

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