不法占拠地に勝手に建てた家
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スラム地区タルトンネ

韓国には多くの貧困地区が存在したが、最大のものはソウルの九龍村で「タルトンネ」と呼ばれている。

日本人旅行者が多い釜山にもタルトンネがあり、観光地化しようという試みもされている。

タルトンネは月の町という意味で、斜面に沿って丘の上まで伸びているので、月まで続くように見えるという。

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韓国は歴史的に見ると1945年から48年まで米軍占領期だったが、失政により飢餓や疫病や暴動が頻発した。

48年に大韓民国が独立したが50年に朝鮮戦争が勃発し、1953年に停戦したが9割以上を一時北朝鮮に占領されるなど大きな被害が出た。

1955年頃から戦後ベビーブームがあり、貧困世帯には住居がなかったので斜面にバラックなどをを建てて住み着いた。


1970年代から高度経済成長が始まり、80年代からは空き家が目立つようになっていった。

90年代になると都市の土地不足からタルトンネを取り壊して再開発する動きが広まった。

ほとんどのタルトンネが取り壊された中で、ソウルと釜山のタルトンネを芸術村にする試みもあった。


一時的に観光客を集めたが、住民側にメリットが無く、観光客からすると一度見れば十分という事だった。

タルトンネを下から見上げると色とりどりの屋根が続き面白いが、中に入ると貧しいバラックに適当な色を塗っただけです。

住民の多くは高齢の日雇い労働者か無職で、僅かな収入を頼りにその日暮らしをしている。


電気、ガス、水道がない場合も多く、夏の冷房や冬の暖房もないことが多い。



韓国の貧困事情


韓国には大きなスラム街以外にも、パイプとブルーシートなどを組み合わせた掘立小屋が各地で散見される。

見た目で明らかに経済的に困窮している人や、路上で生活しているらしい人も結構いる。

韓国の貧困問題には雇用習慣が大きく関係していて、若者と中高年の失業者が多い。


韓国では新卒採用の文化がなく、兵役を終えて専門資格などを取得した20代後半で採用する企業が多い。

サムスンなどは平均30歳で採用して45歳で解雇すると言われ、たった15年間しか働けない。

大企業を解雇されると中企業に移り、次は小企業、次は零細企業、最後はアルバイトや屋台などで生活する。


それもできなくなると浮浪者のようになり、最後にタルトンネやスラムにたどり着く。

韓国の社会保障支出はGDP比10%で、OECDに報告した29カ国中最下位にとどまっている。(日本は20%)

韓国の基礎生活保障は生活費すべてを保証するものではなく、一人当たり月3万円代しか支給されない。


日本の生活保護は月12万円以上で、医療費や税金や公的費用一切が免除なので、実質20万円以上に相当する。

韓国の物価も上がっているので月3万円では生活できないが、収入があると給付額を引かれてしまう。

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