2008年にほとんどゼロだった家計債務が急増している
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画像引用:https://gentosha-go.com/mwimgs/a/9/-/img_a9238a04d9bd29a7116cd9832e3afb6026722.png



中国には個人破産制度がない

中国では今個人の借金がすごい勢いで増えていて、家計債務の増加率がGDP成長率の2倍に達しています。

これがどのくらい凄いかというと、日本の成長率は1%なのでその2倍でも2%だが、中国の成長率は6.5%なので2倍だと13%に達します。

毎年個人債務の合計が13%も増加したら、数年後にどうなるかは想像がつきます。

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最近中国の消費が急増しているという話を耳にすると思いますが、その消費は全て借金で購入しています。

日本旅行も爆買いも不動産も自動車も、株式投資もネット消費もスマホ決済も、ぜんぶ借金で消費しています。

最近中国では信用スコアによって無審査でお金を借りれる制度が誕生し、かなりの勢いで普及しています。


これは無審査なのではなく個人情報全てをアリババに把握されているので、申し込んだ時には審査が終了しているのです。

中国には個人情報保護はないので、アリババに登録すると無断でどこかから集めたデータで信用スコアを作ります。

年収や消費金額や家賃金額や延滞、借金総額や住宅ローン、親の資産や借金もアリババは全て把握しています。


なので申し込んだ瞬間に「融資額1万元」などと表示され、あたかも無審査でお金を貸してくれる錯覚に陥ります。

90年代から2000年代に日本ではサラ金や闇金が流行ったが、中国版サラ金はもっとえげつない事をします。

中国人の平均年収は北京上海で100万円以上、都市部で80万、地方で40万円、農村部で20万円のように大きな格差が存在しています。



1人の借金が一族全員の借金になる

しかも同じ北京上海でも100万円以上は一流企業の正社員だけ、農民工と呼ばれる非正規労働者は半分以下となっています。

なので中国には「平均」年収のような考え方が当てはまらず、北京の上級公務員は200万円以上だが貧困農民はまだ年収3万円以下です。

アリババ等のアプリキャッシングは少額を借りて返済することで限度額が上がり、最終的に年収の10倍まで借りれます。


年収の10倍では返済不能で回収できない気がするが、中国の法律ではその心配がないのです。

中国には自己破産で借金が帳消しになる制度が無く、しかも本人が返せない借金は親戚一同の共同債務になります。

さらに本人がなくなっても借金は消えず、すべての親戚に子々孫々まで請求が続くのです。


親族の連帯責任であるため、親族に一人でも債務不良者が居ると一族の信用スコアを下げられます。

家族ではもっと被害が大きく、例えば父が借金したまま行方不明だと、子供が大学に入学できなかったりします。

信用情報は売買され共有されているので、アパートの入居を拒否されたり、社会のあらゆる場面で不利益をこうむります。


アプリキャッシングを滞納したために電車やバスのチケットを販売拒否されるといった例も実際に起きています。

中国でGDPの2倍の速度で個人債務が急増しているという怖さが、ここにあるのです。

消費による経済成長というのも、不良債務を生み出してバブル崩壊する可能性が高い。

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