貿易額の伸びよりGDP成長率が大幅に高く、GDPを水増した疑いが強い
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画像引用:第3節 中国の対外貿易投資に関する分析:通商白書2018年版(METI/経済産業省)https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2018/2018honbun/i2330000.html



中国の奇跡の成長は計画経済がもたらした

中国は70年代後半から10%を超える高度成長が始まり、低成長になった現在も6%以上の成長率を維持しています。

成長率は米中貿易対立によって5%台に下がると予想されているが、それでも主要国平均の2倍以上になります。

一方で中国の成長率には水増し疑惑が付きまとい、2割や3割、いや5割水増ししているという説もある。

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中国と同じ共産主義国だったソ連もGDPを水増していて、北朝鮮も実際の数倍に水増ししています。

これらは共産主義の計画経済に原因があり、共産党は年10%などの過大な目標を建てます。

すると各地方や各部門は経済計画を実現する投資を行い、必ず政府が掲げた目標を達成します。


なぜなら目標を達成できないと反革命分子として山奥の収容所に入れられるか、良くて家族ごと貧困農民に貶められるからです。

こうして共産党が掲げた目標は100%実現するのだが、目標が過大なら当然実現できない場合が多い。

政府や地方組織は目標を達成するためめちゃくちゃな公共工事をしたり、人為的に不動産価格を釣り上げます。


誰も住まない無人都市の鬼城を作り、数百棟のマンションを建て、高速鉄道や高速道路を建設し、無人列車を走らせます。

乗客はゼロなのだが全ての列車は満員だった事にし、売れていないマンションは地方政府や国有企業が買い上げます。

こうして年間数百兆円の負債を増やして年80兆円ほどGDPを増やし、税収は年40兆円ほど増えている。



計画経済によってGDPの3倍以上の公的債務が産まれた

だが公共工事などで年300から400兆円ペースで公的債務を増やしているのに、増える税収は40兆円(GDP増加の半分として)に過ぎません。

すると中国は毎年300兆円以上公的債務を増やしている事になり、世界の(まともな)経済専門家が中国の国家破産は避けられないと考えています。

これは中国が公表しているGDPが真実だった場合の最良のケースで、GDPがもっと小さかったら事態はもっと悪くなっている。


中国経済は政府投資に依存しているため、投資効率が2割以下に低下していると欧米専門家から指摘されている。

投資効率が2割と言うのは10兆円の投資を使って2兆円しかGDPが増えないのを意味しています。

中国は年80兆円ほどGDPを増やしているので、年間400兆円の投資をしている事になります。


荒唐無稽に思えるが中国は毎年日本の鉄道路線以上の鉄道を建設し、日本の新幹線路線以上の高速鉄道を建設しています。

日本の全地下鉄路線に匹敵する地下鉄を建設し、日本の全高速道路に匹敵する高速道路も毎年建設しています。

毎年「日本」をひとつ建設するほどの公共事業をしているので、400兆円は荒唐無稽ではなく現実です。


しかも建設した鉄道や高速鉄道などは全て赤字なので、建設費用以上の公的債務が毎年発生しています。

鉄道部門だけで建設費と赤字は年100兆円以上に達し、表向きは民間投資や民間債務になっているが、すべて政府債務です。

さて中国の本当のGDPはいくらなのでしょうか



中国の本当のGDPはいくらか


中国は国内のあらゆる統計を不正に操作していて、外部から本当の数字を知ることはできません。

でもたったひとつ絶対に操作できない数字があり、それは貿易統計です。

中国が「貿易額10%増を達成した」と発表しても、貿易相手国の発表と食い違うので、すぐばれるからです。


その国のGDPに占める貿易依存度は経済成長に連れて小さくなるが、長期的には貿易額に比例してGDPが増えている筈です。

貿易額が減少したのにGDPがプラス10%だったなどというのは、あり得ないのです。

中国の貿易額は2018年がピークで4兆6200億ドル(約500兆円)、GDPは13.4兆ドル(約1440兆円)でした。


貿易依存度は約35%ですが、GDPを水増して多くしているなら貿易依存度は実際よりかなり低くなっています。

貿易依存度30%台は世界から孤立した北朝鮮やロシアと同程度で、日本は27%で英仏独は40%台になっています。

一般的に成長率が高い国ほど貿易依存度は高く、先進国ほど内需経済の国ほど低くなっています。


アメリカは先進国で内需国家で低成長率なので、貿易依存度は19%と低く、成長率6%以上の国は貿易依存度が非常に高い。

世界の国の中で中国だけが高度成長を続けているのに貿易依存度がどんどん下がっているのは、とても不自然です。

もし中国の貿易依存度が35%ではなく実際は50%なら中国GDPは1000兆円、貿易依存度60%だったらGDPは830兆円です。


中国GDP比公的債務は約350%ですが、GDPが減るとこの比率は500%や600%になってしまいます。

一体どれだけ誤魔化しているのか分からないのが中国経済の本当の怖さです。

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