成長が止まると富裕層は肥え太り中間層がいなくなる(蘇州の山塘街)
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胡錦涛の高借金高成長が莫大な負債を作った

新興国の成長が止まると「成熟国家」という美しい名前で呼ばれるようになるが、成長が終わったのを言い換えているだけです。

日本の成長は30年前に終わったが中国も成長期が止まり停滞期に移行しています。

中国の成長率は19年が6%で20年は5%台だが、リーマンショック以降低下し続けています。

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これは同時に2012年の習近平就任以来成長率が低下しているのを意味し、だから習近平は独裁を強化しています。

近年の中国は仏教禁止(今までも禁止だったが最近黙認されていた)を強化したり、毛沢東崇拝を強めている。

例えば映画で人気の少林寺では仏像や仏教経典などを禁止し、代わりに毛沢東の肖像画を飾り共産党教育をしています。


中国のあらゆる寺で仏像や仏画などが燃やされたり壊され、「仏作って魂入れず」どころか仏もなし魂もなしになっている。

中国人が飽きもせず京都や奈良の寺に行くのは、中国の寺にはなくなった仏像などがあるからでしょう。

ウイグルやチベットなどでの統制を強化したり、ネット検閲や信用ランク制度を導入するなど、国民の不満を抑えるのを重視している。


習近平は経済的に無能なのかと言うと話は逆で、今までの江沢民や胡錦涛よりは経済を理解していると思います。

江沢民や胡錦涛、胡錦涛は特に成長率を重視しGDPで日本を抜き、「10年以内に経済力でアメリカを倒す」と宣言するなど目覚ましい成果を挙げた。

だが成長の原資は借金であって、中国はGDPを100兆円増やすために500兆円以上も公的債務を増やしています。



「中国は活気に満ちている」と日本マスコミが言う理由

2012年に国家主席に就任した習近平は内情を知って驚いた筈で、徐々に低成長路線にシフトしています。

中国の2019年の成長率は6%だが、水増した数字なので実際には4%以下なのでしょう。

習近平の緊縮財政路線によって中国は不況になったが、中国は「不況」という言葉を報道機関やネットで使うのを禁止した。


中国では新聞記者やテレビ報道員は国家試験に合格した人しかなれず、容易に許可を取り消すことが出来る。

個人のブログも審査制で共産党が指定した審査員2名の許可が必要なので、このブログのような事を書いたら許可されません。

こうして表面上一切不況は存在しないのだが、実際には中国経済は徐々に不況が進行しています。


北京や上海ではオフィスビルの空室が増加したが、政府は対策として郊外の事業者に引越しを命じた。

郊外はがら空きになるが外国人が行く中心部は賑わうので、中国のメンツは保たれるという訳です。

日本の有名新聞社やテレビ記者はどうせ北京と上海の街中しかいかないので、「今日も中国は活気に満ちている」と報道します。



細る中間層と太る超富裕層

また2018年から19年にかけて失業が社会問題になったが、中国には公務員、都市戸籍、農民工、農村民、外国人という階層が存在する。

これは江戸時代の日本の士農工商エタ非人に等しい身分制度で、個人の努力などで上に上がる事は出来ません。

不景気になるとまずアフリカや貧しい国の外国人が排除され、次に農村の仕事がなくなり、次に農民工が失業します。


最後に都市戸籍の都市住人の失業率が上がるが、公務員だけは絶対に失業しないよう守られています。

2019年に農民工の失業が深刻になったと報道されたが、都市戸籍住民は失業していないので、統計にはまったく反映されません。

中国の公式な失業率はずっと4%くらいだが、この数字は都市に住む都市戸籍の上級国民だけの失業率です。


日本に旅行に来るのはほとんど都市戸籍で、農村戸籍の人が外国旅行をする事はまず無いでしょう。

普通の中国人より服装などが明らかに貧しい中国人が団体で歩いていたら、農民戸籍の人達かもしれません。

国連機関などによると2019年に中国の個人資産は人民元安と株価下落で10%以上減少しました。


にもかかわらず中国富裕層の資産は20%以上増加していて、その分中間層の資産が減少しました。

社会が成熟化すると中間層が減り富裕層が肥え太るが、中国もその段階に来ています。


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