ブームを終わらせたウーバーの事故
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画像引用:https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn%3AANd9GcQmKwJbXpASNND68H-f1Pbagibi2ooZ6Pwe5f6eHBThPjvOQBty



自動運転はまだ使い物にならない

2015年頃から自動運転とEVが注目を集め始め、2016年にはテスラが世界的なブームを起こした。

実際には手を放しても衝突防止装置で衝突回避するだけだったのだが、ハンドルから手を放す様子は衝撃的だった。

大手自動車メーカーやIT企業はこぞって自動運転とEVの開発を始め、EVのほうはかなり普及してきている。

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といっても年間1億台売れるガソリン自動車に対してEVは100万台程度だが、将来はもっと増えるでしょう。

自動運転はいまのところ実現しておらず、近い将来実用化する目途も立っていません。

テスラが発売した「衝突防止装置」は本来の役割である事故防止を期待されて普及し、自動ブレーキは義務化する動きもある。


自動運転と衝突防止装置の違いは運転しなくても目的地まで連れて行ってくれる事で、自動なのだから運転者が必要なら自動運転と言えない。

国際基準ではいわゆる自動ブレーキはレベル1、テスラが自動運転と宣伝していたのはレベル2で、現在は「自動運転でない」と否定している。

レベル3は人間が運転しなくても良いが、いつでも運転できるようハンドルを握っている必要がある。


レベル4は自動車専用道路でのみ自動運転だが、一般道では人間が運転する必要がある。

レベル5はいかなる条件でも人間がタッチしない完全自動運転で、普通の人は「自動運転」と言えばこれだけを指す。

政府やメーカーが自動運転だと言っていたのは「一瞬だけ手を離せるが運転手が運転する」乗り物で、酷い誇大広告でした。



テスラで始まりウーバーで終了したブーム

自動運転ブームはテスラのサービス開始でブームが始まったが、もうひとつのIT企業の不祥事で終わりました。

配車アプリのウーバーは独自の自動運転技術を開発し、高い水準に達していると説明していた。

ウーバーの自動運転車が2018年3月に米アリゾナ州で起こした事故は人々を呆れさせた。


深夜に時速約70キロでアルバイト運転者が乗って自動運転のテストをしていたが、前を見ていなかった。

自転車を押して道路を横断していた女性を自動運転のセンサーは発見できず、ほぼノーブレーキで衝突した。

車両はボルボで、皮肉なことに改造前の車両に搭載された自動ブレーキは歩行者を探知しブレーキを掛けようとした。


だがウーバーは自社の自動運転テストのためボルボの自動ブレーキを解除しており、自社製システムは動作しなかった。

テスト車両に乗っていた女性アルバイトはスマホで動画を見ており、衝突するまで気づかなかった。

これ以外にも自動運転車による事故が続いて評判を落とし、期待感は一気にしぼんでしまった。


最近欧米や日本メーカーは他社との共同開発に転換したが、裏を返すと「もう自社単独で開発しない」という意味になる。

一時期自動運転に熱心だったアップルやグーグルも開発プロジェクトを縮小し、実現の可能性は低下した。

この手の技術は軍が最初に実用化する場合が多いが、アメリカ軍も完全自動運転の地上装甲車は実現する見込みがない。


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