香港政府は親中派圧勝の予想を中国に伝えていたため、中国は民主派勝利まで黙って見ていた
親中派は自分のウソに自分が騙されてしまった
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画像引用:香港区議選 民主派が過半数、中国返還後初(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュースhttps://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20191125-00000093-nnn-int



香港区議選に中国はなぜ干渉しなかったか?

2019年11月24日の香港区議選では改選452議席中、民主派は85%に達する388議席を獲得しました。

香港民主派は勢いづき香港政府への要求を強めているほか、一度は沈静化したデモや暴動も再び活発化している。

区議選の結果は海外にも影響し、米議会で可決していた「香港人権・民主法案」に27日、トランプ大統領が署名した。

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香港人権法案は11月19日に上院、11月20日に下院で成立していたので、香港区議選よりも前の動きだった。

トランプは米中関係が悪化するとして署名を拒否したが、区議選で民主派圧勝は明らかにトランプ署名に影響を与えた。

アメリカは香港区議選を境に香港干渉へと舵を切る可能性があり、そうなると日本や周辺国もどちらに付くか選択を迫られる。


中国は香港人権法に猛反発しアメリカへの報復を宣言しているが、何をやってもアメリカのさらなる干渉を招くでしょう。

香港区議選であまり語られていない疑問は、中国はなぜこの選挙を放任したのだろうという事でした。

中国のやり方ではデモや暴動を理由に中止させることもできた筈で、やるにしても様々な妨害方法がある。


中国の仲間のロシアでは一応民主選挙が行われているが、監視付きでプーチン派以外の候補は立候補前に逮捕している。

選挙ではいつもプーチン派が圧勝するのだが、だからといってロシア人が支持しているのではなく、死ぬのが怖いだけです。

中国でもこうしたやり方で親中派を圧勝させるのも可能だったが、そうしなかったという見方ができます。



間違った世論調査が報告された

香港立法会選挙はあらかじめ香港政府の許可を得ないと立候補できないが、許可を出すのは中国共産党なので親中派しか立候補できない。

立法会の定数は70人だが選挙で選ばれるのは35人だけで、半数の35人は職能団体の推薦で選ばれ、投票できるのは親中派に投票すると分かっている人だけです

どう転んでも親中派しか当選しない仕組みになっていて、区議会選挙もこのような仕組みに改革できた筈でした。


にも拘わらず中国政府が民主派圧勝を放置したのは、区議会選で親中派が勝つと思っていたからだと言われている。

ニューズウィーク誌の記事によると中国共産党は親中派の勝利を確信しており、デモ隊を支持するのは少数だと考えていた。

先ほどの香港立法会選挙では100%親中派が勝利するように仕組まれていて、民主派は1議席も取れません。


民主派が多数になるようなアンケートや世論調査も行われておらず、大手メディアは「香港人は中国になりたがっている」と報道していた。

プーチンを恐れてプーチン派に投票するロシア人と同じく、香港人は中国支持を表明するしかない。

香港人の本心を知る調査結果がなかったので、共産党は本当に香港人が中国を支持していると思い込んでいた。


中国自身が創作したフェイクニュースに中国が騙され、香港人に支持されていると思い込んでいたのでした。

新華社通信など中国メディアは親中派が圧勝する原稿が用意されていたが、民主派勝利の可能性は考えられていなかった。

だから中国は区議選を妨害せず、選挙結果が出るまで黙って見ていました。


実際には区議選前の世論調査で民主派が支持を得ているという結果も出ていたが、香港政府と中国の役人、メディアが握りつぶした。

毛沢東時代からあった事だが、中国の役人は自分の業績を高めるために、実際より良い報告をする。

世論調査で親中派2割、民主派8割では自分の落ち度になるので、逆に捜査して報告してしまう。


こうして習近平や共産党幹部には「親中派圧勝」という間違った予想だけが報告されていた。


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