独裁者が金と権力を手に入れるとサウジアラビアのようになる
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画像引用:https://thearabweekly.com/sites/default/files/styles/article_image_800x450_/public/2019-12/20191127193145dppp--urn_binary_dpa_com_20090101_191127-99-912086-filed.h.jpg?itok=JmTloYyL



アラムコ上場はサウジの苦境を示している

サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが2019年12月11日、国内市場で株式上場しおよそ2.8兆円を調達した。

これによってサウジアラムコの時価総額は1.7兆ドル以上とアップルを上回り、世界最大の株式会社になった。

産油国の金満ぶりとサウジアラビアの豊かさを見せつけられるようだが、欧米メディアによると事実は逆だという。

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サウジの国営会社上場は石油産業が将来衰退するのを見越して、今のうちに他の産業を育成するために資金を得る目的だった。

石油の消費量は増え続けているがやがて自然エネルギーや原子力などに代わられ、主力エネルギーの地位を失う。

人類の人口は現在は増えているが、今後増えるのはアフリカと南米だけで、地球全体では21世紀後半に減少に転じる可能性がある。


そして石油産出国は増え続けていて、中東やサウジアラビアが占める産出シェアも低下し続けている。

今では世界最大の石油産出国はアメリカで、中東の地位は低下し続けている現実がある。

そこで今までに稼いだお金を現金化し、ハイテク産業など新たな産業を育成しようというのが、サウジアラムコIPOでした。


だがアラブ人の国民性やサウジの社会構造からは、おそらく失敗するのではないかと予想しています。

というのはアラブ人は生来働き者ではない上に、石油によって国民は非課税、王を名乗る富裕層が特権を握っている。

この「王」ですが実際には第一次と第二次大戦後の混乱期に権力を握った武装勢力の親玉で、アルカイダの親分みたいな連中です。



アラブ諸国の人は怠け者

王や貴族の次に特権を握っているのが公務員で、年に数か月だけ働いて自家用ヨットや豪邸を所有して1年じゅうバカンスを楽しんでいます。

次に特権を握っているのは商人たちで、外国人や市民権のない人を働かせてピンハネしています。


アラブ諸国では市民権を持つ人しか労働できないが、実際には違法労働者に依存している。

だから違法労働者を低賃金で働かせて、自分は彼らを監督してピンハネする商売が栄えている。

一般国民も税金を払わず医療費が無料などの特権があり、それらは全て石油の利益でもたらされている。


こんな人たちが明日から浪費や怠惰な生活を改めて、まじめに働く可能性などゼロパーセントです。

何しろ違法労働者に穴を掘らせて、自分は眺めているだけでお金が増えたので、まじめに働くアラブ人なんかいません。

さて19年12月11日のサウジアラムコ上場だが、サウジにとっては期待外れの結果になったようです。


IPOに応募した90%がサウジ国内からで10%が外国の投資家、つまりサウジ国内でお金が移動しただけだった。

サウジが期待していたのは外国の大手機関投資家から多くの投資があり、多額の外貨を獲得することだった。

外国人が消極的だったのはサウジの将来を悲観した事や、独裁者である皇太子の一連の疑惑がある。



石油という魔法の水が作った独裁者


第1回のIPOに外国投資家が集まらなかった事で、今後のサウジ国営企業の上場にも暗雲が垂れ込めている。

今後サウジは上場された石油会社の株価を維持するために、より一層石油産業への依存を強める。

サウジアラムコ上場の目的は脱石油だったのだが、皮肉にも株価を維持するためにより石油に依存するようになる。


サウジアラムコといえば2019年9月14日に謎のドローン攻撃を受け、今も犯人は解明されていない。(イランだと言われている)

昔なら即座に中東で大戦争が起こりアメリカが参戦した筈だが、意外にもその後何も起きていない。

アメリカは有志連合を結成したがこれはアメリカ等のタンカーを守る警備隊に過ぎず、サウジを守ったりイランを攻撃したりしない。


世界最大の石油会社が攻撃されても無視されるほど、世界にとって中東やサウジの石油産業はどうでも良くなった。

サウジはクーデターで政権を握るムハンマド皇太子の独裁国家で、2018年年10月に自分を批判した記者を拘束し葬った。

記者は「アップルウォッチ」を付けており、一部始終や最後の肉声まですべて外部に送信されていた。


こんな人間が権力を握る国に投資する欧米投資家は少ないだろうし、今後栄える事もないでしょう。


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