中国が「約束した」と言ってるのは米側だけで、中国側は「一方的にアメリカが譲歩した」と言っている。
これを見ても合意など実際には無いのがわかる
GTYP
画像引用:https://www.ft.com/content/f82cdc4c-1db7-11ea-9186-7348c2f183af



米中「第1段階」の合意とは

米中間で揉めていた貿易交渉について、両国は「第1段階」の合意に達したと発表しました。

トランプ米大統領は12月13日ツイッターで、米中両国が大きな合意に達したと書き込んだ。

同じ12月13日の深夜、中国国務院新聞弁公室は記者会見を行い第一段階の妥結に達したと説明した。

スポンサー リンク

記者会見には国家統計局長、財政部副部長、外交部副部長、農業農村部副部長、商務部副部長の5人でアメリカとの貿易交渉を行っていた。

合意内容は以前から決まっていた程度のことで目新しいものはなく、アメリカが制裁を解除するものでもない。

現在アメリカは中国からの輸入品に25%の関税を掛けたうえで、15%の追加関税を課し、ファーウェイなどは輸入禁止している。


さらに中国からの輸入品1600億ドル(約17兆3700億円)への課税を予定していたが、これは発動中止する。

すでに掛けている15%については半分の7.5%に関税率を下げ、合計すると40%から32.5%に下がる。

一見中国の勝利のようだが制裁関税は解除されず、しかも関税率を下げるのは両国が署名した後です。


署名は2020年1月頃とされているが、米中は文書をめぐって対立しているので、いつになるかは分からない。

米中は今までに何度も「合意」を発表してはどちらかが反故にしているので、今回もそうなる確率が高いと見る。

中国は米国からの輸入額を2年間で2000億ドル(約22兆円)増やすと言っているが、こんなのは口だけで実際には実行しないでしょう。



ユーラシア大陸ではウソが美徳

今までも中国は西側諸国に様々な約束をしてきたが、実行した事が一度もないので知られている。

中国は将来の約束をし、西側諸国は今すぐに中国をWTO加盟させたり、優遇措置を与えてきた。

すると中国は優遇措置だけを受け取って自分が実行すると約束した内容は、忘れたように振舞います。


これは韓国、北朝鮮、ロシアも同じパターンであり、日本を始め西側諸国は、もう少しユーラシア大陸の文化を学んだ方が良い。

ユーラシア大陸はウソは美徳であり、なるべく他人を騙すのに長けている人が出世する事になっています。

西側社会では少なくとも表向きは正直が美徳であり、国家間で交わした条約は必ず実行しなくてはならない。


中国は22兆円以上をアメリカに払うと約束したが、約束して制裁を解除させたら反故にします。

韓国が日本に散々やってきた手口と同じで、ソ連もアメリカに対して同じ手口で何度も騙してきました。

ビジネスマンのトランプにとってこんな事はお見通しであり、現金を受け取らない限り制裁を解除しないでしょう。


米通商代表部(USTR)は中国が2000億ドルの農産品購入を約束したと言っているが、中国政府はそのような発言をしていない。

どうも米中交渉で米側代表が中国の口約束にまるめこまれた印象を受ける。

米側は当然文書に2000億ドル購入を記載し、実行しなかった場合の罰則も要求するが、中国が応じる筈がない。



トランプは弾劾を回避したら再び中国を叩く

アメリカの専門家らは米中の第一弾合意について、合意と破棄を繰り返す「何度も見た光景」と批判している。

この2年間で2000億ドル輸入だが、実際に計算すると米農家の生産が間に合わないそうで、実行する気が無い架空の数字だと分かる。

こうした理由で第一弾はあっても第二弾はなく、そもそも第一弾も署名されず再び対立関係に戻ると見られている。


中国側がウソをついてでも追加関税を回避したかったのははっきりしているが、アメリカ側にもここで「合意」と言っておきたい事情があった。

トランプはウクライナ問題で民主党から弾劾を受けようとしており、弾劾裁判が始まるかどうか重要な時期にある。

世論の半数が弾劾に賛成しているが、トランプとしてはもっと支持率を上げて世論の力で弾劾を回避したい


それには景気を良くする事が一番であり、対中制裁が米国経済に打撃を与えているというイメージは避けたい。

かと言って中国を甘やかしてつけあがらせ、アメリカが打撃を受けているという従来の主張も撤回しない。

結局中国と一時停戦し制裁を先送りして、弾劾を回避出来たら再び中国を叩き始めるでしょう。


あるいは中国を叩いた方が世間の支持を得られると判断したら、合意を撤回して中国叩きを再開する。

中国の戦略は追加制裁を一時的でも中断させて、ハードルを上げて追加関税を発動させないようにする事でしょう。

「追加制裁したら今までの合意を反故にするぞ」などいつもの手口で脅してくるが、これもユーラシアの文化です。


スポンサー リンク


スポンサー リンク