炎上しながら飛行するウクライナ航空752便(ツイッターより)
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イラン政府、撃墜報道を否定

イラン軍は1月3日に行われた米軍による司令官攻撃への報復として、8日に米軍基地を攻撃した。

この時上空を飛行していたウクライナ航空の民間機、ボーイング737を撃墜した疑惑が向けられている。

イランがロケット弾を撃ち込んだのは1月8日早朝となっていて、ウクライナ機墜落の1時間以上後だったようです。

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ウクライナ機が不明になったのは6時14分で、自動的に送信している通信データが途絶えた。

イランの国営メディアは同機はエンジン1基が火災を起こし、752便は6時22分に墜落したと発表した。

エンジン火災を発生して数分間飛び続けたようで、アマチュアが撮影したスマホ動画がツイッターで拡散している。


動画では火の玉のようなものが上空を飛行し、徐々に高度を下げて地平線に落下して大きな光が発生している。

エンジン1基が燃えているのではなく機体の胴体部分が炎に包まれているように見える。

事故直後にイラン政府は「技術的な問題によるもの」と断定したが、これはかえって疑惑を深めた。


航空機の事故調査は現場調査やブラックボックス分析で数か月はかかり、数年間かかる事も珍しくない。

それを1時間も立たないうちに事故調査が終わったかのように発表をしたのは、「私がやりました」と自白したようなものだ。

独裁国家の航空機事故は国際線を除いて調査すらしないが、それと似たような印象を受ける。


イラン軍のS300対空ミサイル
Iran-tests-S-300-Missile-System
画像引用:http://www.payvand.com/news/17/mar/Iran-tests-S-300-Missile-System.jpg


イランはテロ国家のパターンに合致

米ロイター通信は、米国の軍事衛星が8日6時過ぎにイラン領内から2発のミサイル発射を捉え、直後にウクライナ機が墜落したと報道した。

これが事実であればイラン軍が発射した対空ミサイルがウクライナ航空機を撃墜したのは間違いない。

イランはロシア製ミサイル防衛システムとして地対空ミサイル(SAM)を配備している。


2014年7月17日にマレーシア航空17便が、ウクライナの紛争地帯でロシア製ミサイル「ブーク」によって撃墜されていた。

今回使用されたのも同じようなシステムだと思われ、民間機と軍用機やミサイルの識別がいい加減なようだ。

イランは2014年頃にロシア製対空ミサイルS300の供与を受け、国産化したS300を軍事パレードで披露している。


2017年3月にイラン軍はS300の発射実験を実施し、成功したとも発表している。

こうした事からウクライナ航空752便を撃墜したのは、イラン革命防衛隊が発射したS300対空ミサイルと考えられる。

イラン政府は墜落機のブラックボックスのアメリカへの引き渡しを拒否し、従ってボーイング社への引き渡しも拒否すると発表した。


その一方でボーイング社の現地調査を受け入れるとも言っており、事故はミサイル以外が原因という結論に沿った調査をさせると想像できる。

米当局者は機体が広い範囲に広がっている事から、空中分解や空中爆発したのではないかと述べた。

カナダののトルドー首相は「墜落はイラン軍のミサイルによるものだ」とイラン政府を非難した。


旧ソ連が崩壊する一連の出来事のひとつに大韓航空機撃墜事件があり、それにも似ている。

1983年9月1日、韓国人パイロットが航路を大幅に間違えてサハリン上空を飛行し、米軍機と誤認したソ連戦闘機に撃墜された。

この事件は当時大きな批判を呼び、全世界の人心がソ連から離れるきっかけになった。


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