ソレイマニ司令官攻撃に使われたMQ−9リーパーはF-35よりずっと安い
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世界史が一変した日

2020年1月3日に米軍の無人機がバグダッド国際空港を攻撃し、ソレイマニ司令官がなくなりました。

攻撃に使用されたのは無人航空機・MQ−9リーパーで、ヘルファイヤR9Xを2発発射し正確に命中させた。

米軍とCIAは攻撃に至るまで古典的工作員やネットや電話網の監視、偵察衛星や電子航空機などで司令官の位置を追跡した。

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例えばアメリカが協力した南米マフィアの逮捕では、携帯電話の通話内容や位置から特定した様子がテレビ放送されている。

米軍はもっと高度な探知システムを持っている筈で、ある国の電話で特定のキーワードを通話した人物の所在地を特定することも出来るとされている。

アルカイダのオサマビンラディンやIS討伐作戦の多くで、このように狙った人物の所在地を特定し攻撃した。


もっと専門家を驚かせたのは攻撃に用いられたのがドローンから発射された小型ミサイルだった点でした。

全長約160cmで周辺への被害がほとんどなく、特定の人物だけを目標にし、同乗者や隣にいる人物の巻き添えを避ける事も可能だという。

実際には車両に命中した場合は同乗者の被害は避けられないが、爆発するのではなく1mほどの狭い範囲に破片が留まる。


これに遡ること3か月半の2019年9月14日、サウジアラビアの石油施設が謎のドローン空軍に攻撃されました。

実際の主力は巡航ミサイルやロケット弾だったようですが、「史上初のドローン空爆」は大きなインパクトを与えた。

犯人は謎とされているが実際にはイラン革命防衛隊で、指揮したのは1月3日になくなったソレイマニ司令官でした。



時代はドローン主流になった

2019年9月14日と2020年1月3日は世界史が一変した日として、今後歴史書に書かれるでしょう。

このように時代を一変させた兵器としては、火薬や鉄砲の発明は特別として、飛行機や戦車に匹敵するかも知れません。

飛行機は最初偵察に使用されたが、のちに戦闘機同同士が戦うようになり、爆弾を投下して戦車も破壊するようになった。

第二次大戦では航空機が戦艦を沈めたり都市や軍事拠点も破壊するようになり、航空機全盛時代となった。


その航空機は人間が乗った大型航空機で、人間が乗っているのでパイロットを守るためステルス戦闘機になった。

ステルス戦闘機は極めて高価で米軍が開発したF35は開発費50兆円以上で、後継機を開発すれば100兆円を超えるでしょう。

これではステルス戦闘機を開発するために国家が破産するので、おそらくF35の後継機は開発されません。


替わって主力になるのはドローンで、人間を載せないので保護する必要がなく、極めて安価に製造可能です。

万能性を求めないなら、有人戦闘機の10%以下で高性能なドローン航空機は開発可能でしょう。

有人戦闘機の価格は高騰し、開発費や維持費を含めると300億円から500億円以上かかっています。


考えてみると戦闘機の役割は敵戦闘機を撃墜する事で、敵戦闘機が味方の攻撃機を撃墜しないよう戦っています。

すると攻撃機を廃止し、使い捨ての巡航ミサイルやドローンに変更すれば戦闘機は不要になります。

敵の攻撃機を撃墜する戦闘機は必要ですが、敵の防空圏内に侵入する必要は無いので、F35よりずっと安価にできるでしょう。



配備した瞬間時代遅れになったF35

F35は敵の防空圏内に侵入して攻撃するための戦闘機で、このような任務は有人戦闘機にしかできないと考えられていました。

ところが既に敵の防空圏内に侵入するのはドローンや巡航ミサイルの仕事になっており、今後F35がそのような任務で使われることはないでしょう。

せいぜい中東の敵と味方が入り組んだ地域で、敵対国家のレーダーに捕捉されず警戒活動をする役割になります。


日本はF35を150機ほど導入しますが、配備したころ有人ステルス戦闘機は時代遅れになっています。

だからといってF35より優れた戦闘機が現状存在するかと言えば、中ロを含めて存在していません。

今から20年後には中国やロシアもドローン空軍を整備し、北海道や尖閣諸島には連日ドローン攻撃機が飛来しているでしょう。


ドローンは疲れないので年中無休24時間飛来し、F35のような有人戦闘機での対処は不可能です。

ドローンに対処するのはドローンしかなく、滞空時間の長いドローン戦闘機を尖閣上空で常時待機させるようになる。

米軍は次期戦闘機について、ドローンのような小型ミサイルを搭載する母機のような役割を考えているようです。


日米のミサイル防衛は弾道ミサイルと有人航空機を対象にしているが、将来は無人機と巡航ミサイルへの対処を迫られる。

こういう時代が10年後には確実にやってくる。


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