封鎖された武漢市内
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画像引用:新型ウイルス、米で初の感染確認-「世界で患者増える」と専門家 - Bloomberghttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-21/Q4H2QODWX2PT01



感染者は1千人超

2019年末に発見された中国発新型ウイルスは、中国でパニックを引き起こし世界に拡大している。

中国国家衛生健康委員会(NHC)は1月24日、新型ウイルスによる死者は25人、感染者も830人に増加したと発表しました。

だが翌25日に当局は死者は15人増えて41人、50代から80代でいずれも封鎖された武漢市内だった。

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感染者は湖北省で新たに180人増え、中国全土で1千人を超えたとみられる。

発生源となった中国の武漢市は市外に出るバス、鉄道、空港が閉鎖され脱出不可能となっている。

人口1100万人に対して大病院は5つと貧弱で、医療器具や医薬品を使い切って来院しても治療できない。


市民が買い求めたため市販の医薬品、マスク、除菌ローションは薬局から姿を消し、高値で闇取引されている。

中国政府は緊急支援に乗り出したほか、共産軍も医療チームを派遣し現地に向かわせている。

こうした中で政府は武漢市に急遽大病院を建設すると言い、10日で完成する予定だと表明した。


2万5000平方メートルの敷地に1000床で、SARSの時も北京郊外に1週間で建設した実績がある。

おそらくプレハブの建物に医療器具を設置したものでしょうが、医師も含めて医療体制が不足している。

現状は発病が疑われる患者も入院を断っていて、市内だけで2千人は居るのではないかと言われている。



マスクだけより手洗いが有効

どの病院も患者で埋め尽くされており、一家全員が感染するなど情況は極めて深刻です。

新型ウイルス自体については、WHOは患者1人から感染が2人前後に広がっていると説明している。

感染者の致死率は3%程度で、症状が重いのは感染者の4人に1人で症状が軽い人が多いとしている。


人から人への感染については「4次感染」が確認されていて、人から人へ次々に感染している。

致死率が約10%だったSARSと比べて3%は低いが、ウイルスは急に進化して性質が変わる場合も在る。

致死率が3%とすると1月24日時点で死者41人なので、単純計算で1370人の感染者がいることになる。


もっともこれは中国政府が感染者や死者数を正直に発表している場合で、その可能性はゼロに近い。

市内にはマスクの転売屋も現れ、防護機能付きだと1枚800円もしているという(日本では1枚100円程度で売られている)

中国にもマスクメーカーがあるが、在庫を売り払った上に春節で従業員が帰省しているので増産できないという。


通販サイトアリババによると、2日間だけで約8000万枚のマスクが売れ、1年分の在庫を1時間で売り切ったところもあった。

そのマスクは有効なのかだが、高規格な商品はウイルスの侵入をある程度防ぐことができる。

だが医師によるとマスクでは目が保護されないうえに隙間から空気が入って呼吸するので完全ではない。



中国以外で感染はしていない

もし隙間が無ければ呼吸が苦しくなる訳で、マスクより手洗いの方が有効だと言われている。

人から人への感染の多くは空気感染の他に、手から手に付着し、手で顔を触る事で体内に侵入する。

だから高機能マスクを付けたうえで頻繁に手洗いし、人が多い場所に行かない方が良い。


中国国外にも感染者が確認されていて、今までに韓国や日本、タイ・シンガポールなど中国周辺国で発見された。

加えてオーストラリアやアメリカ、フランスでも感染者が確認されたが、今のところ中国国外での感染はないようです。

いずれも中国からの航空便で感染後に渡航したようで、空港などでの厳重なチェック体制が必要になる。


最初の感染源については遺伝子解析から市場で売られているヘビが有力とされたが、その後コウモリのほうが近いとも言われている。

いずれにしても武漢の市場で生きたまま売られていたヘビまたはコウモリが媒介し、人間が触った手で顔をぬぐうなどの行為で感染したと見られる。

新型ウイルスが中国国内だけで閉じ込められるのか、中国以外の国で人から人へ感染するのか注目です。


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