1929年大恐慌の失業者
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画像引用:https://images.theconversation.com/files/315322/original/file-20200213-11044-1kmgqeu.jpg?ixlib=rb-1.1.0&q=45&auto=format&w=496&fit=clip



事態は悪い方向に向かっている

新型コロナウイルスは今まで感染者が少なかった国でも拡大し、日本でも爆発的感染が避けられないという見方が増えている。

3月24日の国内感染者数は71人と最高を記録し、特に東京で17人も新規感染者がでている。

安倍首相は中国や韓国などからの観光客入国を規制したり、小中高校を休校にしたりしている。

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だが欧米主要国では多くの国で通勤や就労を禁止し、都市を封鎖し外出禁止令を出している。

欧米諸国と比べて日本政府の対応はあまりにも手ぬるく、しかも遅きに失してきた。

中国で武漢封鎖の指示を出したのが1月20日でこの時日本は中国からの入国全面禁止にするべきだったが、実際には1か月も放置した。


3月1日から全国休校としたがこれも既に手遅れで、ライブハウスやスポーツクラブなど遊興施設で感染者が続出した。

欧米諸国ではこれらの遊興施設の営業は禁止されたが、日本では今も自主的判断に過ぎない。

自粛期間中にもK1やプロレス大会が行われ、多くの人が平常通りの生活をしている。


今まで感染者が少なかったインドで500人以上、インドネシアでも500人近く、シンガポールでも400人近くが感染した。

これらの国は気温が高いため感染者が少ないとされ、シンガポールは「お手本にするべきだ」とマスコミが称賛していた。

赤道に近い国でも感染者が増加したことは、気温が上昇しても感染者が自然には減らないかも知れないのを示唆しています。



コロナで世界経済が2割減少

モルガン・スタンレー証券のエコノミストはアメリカの4-6月(第2四半期)GDPがマイナス30%になると予測している。

モルガン・スタンレーは当初アメリカGDPはマイナス4%と無難な予想だったが、大幅に悪化するとして変更した。

米失業率が平均12.8%、個人消費が31%減、GDPが30.1%減と1929年大恐慌にも迫る縮小になる。


1929年大恐慌では3年間で世界全体のGDPが15%減少し米国の失業率は23%、国際貿易は50%減少した。

NY株価は89%も下落し世界経済が大混乱、アメリカは貿易による経済損失を恐れてブロック経済に移行した。

この考えは現代では奇妙に思えるが、当時は金本位制だったので貿易赤字は金が国外に流出し、物理的な損失を受けていた。


もし米国から金がなくなるとドルが大暴落して国家破産になるため、アメリカはなるべく貿易をしないことにした。

米国とソ連は国土が大きく英仏には植民地があったが、日独伊は国が小さく植民地がなかったので、国土拡大戦争を始めた。

これが第二次世界大戦の原因で、始まりはアメリカのバブル崩壊による大恐慌とブロック経済でした。


90年後の現代ではコロナウイルスによって世界は「ブロック経済」に移行し、国内経済が全面的に止まっている。

現代のアメリカは外国から輸入したいのだが、ウイルスも一緒に入ってしまうため入国規制を行っている。

輸入や輸出も大幅に縮小し、各州や都市も封鎖されNYやワシントンやカリフォルニア州は外出禁止としている。



崖から転落する中国

1929年大恐慌時と状況がよく似ていて、貿易依存度が高い国から経済破綻していくでしょう。

日本の貿易依存度は約30%で主要国では低いが、食料とエネルギーを輸入に依存し大企業の多くが輸出型です。

2020年の主要先進国成長率はマイナス20%から30%になったら、日本だけ例外ではあり得ない。


米GDPに関してはゴールドマンサックスの予想もマイナス24%なので、実際に20%台のマイナスになる可能性が高い。

問題は中国GDPで1月から2月の小売売上高は20%減、2月から3月では50%以上減少したと考えられる。

だが中国政府は恐らく1月から3月のGDPをプラスと発表し、年間では5%程度成長したと言うでしょう。


現実には中国も20%前後マイナス成長だった筈なので、現実と公式発表の食い違いが拡大する。

ソ連末期は現実のGDPの2倍以上の数字を発表していたが、そんな数字を西側諸国が受け入れ続ける筈がありません。

誤差が拡大するとある時点で西側諸国は「中国のGDPは嘘だ」と言い西側の経済システムから排除します。


そのあと中国は80年代のソ連のように坂道を転がって崖から転落するでしょう。

かと言っていまさら「中国の本当のGDPは発表の半分でした」とも言えないので、嘘をつき続けるしかない。


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