物価や経常黒字からはむしろ1ドル75円が適正だった可能性がある
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画像引用:https://stat.ameba.jp/user_images/20180214/14/nickey0305/37/64/j/o0640048014131441245.jpg



1ドルは60円が適正

ずっと「1ドルは60円になる」という予想をしているが今まで一度も当たったことがありませんでした。

そう考える根拠は円が不当に安すぎるからで、本来は今の1.5倍から2倍の価値はある通貨です。

ドル円は2012年に76円だったのが安倍首相就任であれよあれよと円安になり、2015年に125円をつけました。

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これと同じ展開を何度か見たことがあり、1995年に79円だったのが98年に147円まで円安になっています。

2000年に101円になっているが2002年に135円、2004年に101円だが2007年に124円となっている。

円高は阪神大震災、東日本大震災、アジア通貨危機、米利上げなどで起こり、その後数年で円安になっている。


円高後に円安になるのはは日本政府が金融緩和やドル買い、金利変更などで円安に誘導したからで自然にそうなったのではないです。

前回の円高は2011年の1ドル75円で安倍首相就任前から円安が始まって、就任後は爆発的な円安が進行した。

安倍政権下で円安になったのだ日銀の金融緩和や政府のドル買いの結果で、かなり人為的な為替操作をした。


例えば年金の海外運用や郵貯の海外運用など、政府が指示できるドル買いは色々ある。

アメリカが目を光らせている「為替介入」は財務省が日銀に指示して、日銀が直接ドルを買うもので、間接的に買えば介入になりません。

日銀の金融緩和はお金の量を増やすことで、ドルの量が同じで円を2倍印刷したら理屈では2倍円安になります(実際は理屈通りにならない)



不当に安すぎる通貨、円

日本が円高になる理由はそもそも1949年に1ドル360円になった時から、円が異常に安いので定期的に円高が起きています。

最初1ドルと1円は同じ価値だったが1940年ごろには1ドル4円から5円、敗戦によって1945年には1ドル15円、翌年には40円、1947年には1ドル50円になっていた。

当時アメリカは「日本を貧困化してフィリピン並みの小国にする」政策を進めていたが、1950年の朝鮮戦争ですべてが変わった。


アメリカ軍は優勢な共産軍の前に連戦連敗し朝鮮半島南端の釜山まで追い詰められて「日本軍を再結成して欲しい」と泣きついてきました。

日本は後に自衛隊になる警察予備隊を創設したり、日本を前線基地として使用させたり物資の補給などで協力し、米軍はなんとか引き分けに持ち込んだ。

アメリカは日本経済を復興し日本軍再結成に方針を転換し、その後日本は高度経済成長を経て今日に至る。


1ドル360円にしたことで円は不当に安くなり、日本で生産したものは安くて品質が良いので大量に輸出されるようになった。

1980年代になるとアメリカは日本の輸出で打撃を受けるようになり、1985年のプラザ合意でドル円を変動相場制に移行した。

これを分かりやすく言うと固定相場制では「輸出国が儲かった」のに、変動相場制では「輸入国が儲かる」ようになる。


日本は輸出するほど円高になって損をするのを繰り返し、バブル崩壊や平成不況、超円高でのたうち回った。

現在もこの構図は変わっておらず、日本の通貨円は不当に安いので日本企業は輸出攻勢をかけて儲けている。

「日本はもはや輸出大国ではない」という人もいるが、実際には毎年20兆円も経常黒字を積み重ねている。



円安に誘導するから円高になる

変動相場制では「日本が儲かるほど円高が進む」のだから毎年20兆円分円高にならないとおかしいのです。

20兆円と言うと日本のGDPの3.5%程度なので、毎年3%以上円高になっている計算です。

円高にならないとおかしいのだが、どの程度円高になると円の価値は正しくなるのでしょうか?


これは物価や実質実効レートを見れば簡単に分かり、実質実効レートとは物価を計算した「本当の為替レート」の事です。

例えばドル円がずっと1ドル100円だったとしても、日本の物価は変わらずアメリカは毎年5%物価上昇したら毎年5%円安が進んだことになります。

実質実効レートでは2011年ごろと比べて同じ為替レートでも円は10%ほど安くなっている。


つまり2011年の1ドル75円と同じドルと円の交換レートは、物価を修正すると現在では1ドル60円台になる。

経済危機のたびに注目される「ビッグマック指数」ではアメリカの物価は日本の2倍なので、1ドル50円台が予想される。

1985年や1995年や2009や2011年のような円高が発生した場合、次は1ドル60円台か50円台になると見ています。


物価からは1995年や2011年は円高ではなく「正しいレート」で、日本政府が強制的に円安誘導していたと言える。

政府が無理やり円安にするので、およそ10年ごとに矛盾が噴出して一気に円高になるのです。

1ドル60円になって人民元が何割か安くなると日中のGDPは再逆転し、再び日本のほうが上位になります。



人民元は日本円とは逆に不当に高く維持されていて、中国のGDPを大きく見せかけるのに貢献している。


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