スパイは実在し、研究所や政府機関やマスコミに潜入している
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引き返せない河

米中対立が激しさを増しており、両国は引き返せない河を渡りつつあるのかも知れない。

米政府は今週、ヒューストンの中国総領事館閉鎖を命じたが閉鎖の数時間前に領事館に逃げ込んだ人物を逮捕した。

逮捕されたのは中国人民解放軍の将校や研究者ら4人で、中国軍との関係を隠して入国した疑いをもたれている。

米政府はヒューストンの中国総領事館閉鎖を命じ、司法省は領事館が犯人をかくまっていると非難しました。


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閉鎖期限の数時間前に逃げ込んだ人物は拘束されたが、どのように拘束されたのかは公表されていない。

おそらく中国領事館が米国との全面衝突を避けるため、追い出したところを拘束したのでしょう。

ヒューストン総領事館があるテキサスにはガルベストン国立研究所があり、コロナワクチンの研究が行われている。


逮捕された4人はいずれも研究者や研究所に関係した人物で、研究成果を盗み出そうとしたと見られている。

米司法省やFBIは中国が科学情報を盗み出すために、研究者をひそかにアメリカの大学に送り込んだと考えている。

7月24日午後4時にヒューストン総領事館は閉鎖され、アメリカ国務省職員が扉をこじあけて突入し建物の中を捜索した。


冷戦時代に東欧やアジアで展開されたのと同様の駆け引きで、米中は東西冷戦時代に入ったと連想させる。



米中は東西冷戦時代に入った

中国は報復として四川省成都にあるアメリカ総領事館の閉鎖を要求し、領事館を警察や公安車両が包囲している。

アメリカ側によると中国政府は、米国企業や大学、研究センターから知的財産を盗むため、スパイ網を運営している。

スパイ網の拠点は米国各地の領事館など外交拠点で、外交官が重要な役割を果たしている。


中国領事館に逃げ込んで逮捕されたのは生物学専攻の研究者の唐娟で、自宅の私物から人民解放軍の文民部門の制服を着た写真を発見した。

唐娟は第四軍医大学の研究者として雇われていたが、これを隠してビザを所得し米国に入国していた。

中国はこうした事を全世界で行っており、日本にも大量の軍関係者が「外交官」として入国し工作活動をしていると考えられる。


例えばニュージーランドでは、帰化した中国人が国会議員にまでなったが、その人物が実は中国のスパイ養成所の教官だったという事もあった。

旧ソ連時代に東側の国はこうした潜入活動を得意としていて、中国は今も活発に行っている。

米司法省によると中国領事館はスパイ網の拠点になっている他、反中国活動をする在米中国人に圧力をかけたり、研究者を中国に引き抜く活動もしていた。


こうした活動をクリントン、ブッシュ、オバマは見逃していたが、トランプは排除する姿勢を示した。

2020年の大統領選に向けて反中国をアピールし、保守層の支持を回復する狙いもあると見られる。

とはいえ米中両国はもはや後には引けないレベルまで来ているのかも知れない。


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