不況から救ったのは浪費、不況を悪化させたのは節約でした
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米GDPは年間2桁減少ペース

米商務省が発表した2020年4から6月期のGDPは、年率換算で前期比32.9%減だった。

これは「この増加率が4回続いた場合の年間GDP」なので、実際は3か月間で約8.2%減だった。

同様に1月から3月のGDPはマイナス4.8%だったが実際は約1.2%減だった。

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20年1月から6月GDPを合計するとマイナス約9.4%、これを通年でゼロ成長にするには後半4.6%成長を2回続ける必要がある。

通常一過性の経済危機は大きな減少があった後でリバウンドがあり、通年あるいは2年間の平均で僅かな減少にとどまる。

2007年から2010年まで続いた世界経済危機では、一時アメリカが亡びると言われドルの発行を停止するという噂すら流れた。


だが終わって見ると最悪だった2009年が-2.54%で2008年は-0.14%、2010年は+2.56%でした。

リーマンショックの4年間を合計するとプラスマイナスゼロという所で、打撃はほとんどなかった事になる。

このパターンではコロナで2020年に下がったとしてもリバウンドで成長率が上がる筈だが、もっと長引くという予想もある。


1929年のNY発世界大恐慌では1932年までに、世界のGDP合計は15%減少し、日独伊と米英仏の経済対立から世界大戦まで発生した。



無駄遣いが大恐慌からアメリカを救った

アメリカのGDPは1929年から1933年ごろまでマイナス成長で、元に戻ったのは1937年頃だった。

そこから大戦特需で超好景気になり、1945年まで高度経済成長があり大恐慌は帳消しになった。

世界大戦という無限大の消費があったから回復したので、もしなかったらアメリカはブラジル並みの国になっていたかも知れない。


不況や大恐慌は「誰もお金を使わない事」で、好景気やバブルとは「誰もが最大の消費をする」行為だと定義できます。

世界大戦は最大の無駄遣いをしても誰も文句を言わないので、全世界でスーパーバブル景気が発生した。

意外な事だが大戦中は米英仏も日独伊も参戦国すべてが好景気で失業者はいませんでした。


反対に不況を作り出してしまうのは緊縮財政や無駄をやめる政治、節約や自粛で、これが日本の失われた30年の正体です。

コロナで世界は大打撃を受けるが、「最も無駄遣いした国」が最速で立ち直り、「最も節約した国」は大不況に突入します。

これが経済の面白い所で、レンホーのように節約してしまうと却って財政難と不況を招きます。


アメリカはリーマンショック時にバーナンキFRB総裁とポールソン財務長官が2人ともお金の仕組みを理解していて救われました。

今回はトランプ大統領の支出に政府や議会がケチをつけて「節約しろ」などと言っているので、経済回復に失敗するかもしれません。

日本に必要なのも「無駄遣いと浪費」であって、間違っても倹約や節約などしてはいけません。


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