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欧州GDPが世界最悪になった理由

アメリカは先日発表した4から6月GDPが前期比約8%マイナス、日本は民間予測で前期比約6%減となっている。

7月末に発表されたユーロ圏GDPは前期比は約12%となり、中国は大幅なプラスを確保した模様です。

中国は1から3月に前年比マイナス6.8%だったが、4から6月はリバウンドで前年比3.2%プラスになった。

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ユーロ圏GDPは主要国/地域で最悪となり、コロナ感染者数世界一のアメリカより悪い数字になった。

ユーロ圏経済がアメリカや日本より悪化している理由はおそらく緊縮財政で、コロナ対策の経済支援を出し渋っている。

欧州委員会は5月に1.85兆ユーロ(約220兆円)のコロナ支援を打ち出したが、これが全欧州の合計なのでかなり少ない。


しかも経済支援の4割はドイツ企業向けに支出され、そのお金を出すのもドイツとなっている。

ドイツ以外はコロナ対策の経済支援をほとんど行わないので、欧州経済の悪化は自明の理と思えます。


7月6日時点でイギリスを含む28カ国に2.3兆ユーロ(約278兆円)を支出するが、支援を受ける企業の大半は独仏伊の3か国になるようです。



欧州版、決められない政治

しかもユーロ圏で行われるコロナ経済支援の大半は、執行が2021年以降になり今年中ではない。

巨額の経済支援には財政健全国のオランダ、オーストリア、北欧などが反対し足を引っ張っている。

日本は1990年頃のバブル崩壊時に財政規律を重視して経済対策をせず、今も何もしていない。


今度はコロナをきっかけに欧州が失われた10年になるかも知れず、会議は踊るという言葉も連想させる。

会議は踊るはナポレオン失脚後に集まった各国代表が、何も決められないのを皮肉った言葉でした。

往々にして”民主的な”会議ほど非効率になりやすく、強いリーダーがいた方が何かを決める時間は少なく済む。


4.5億の人口を抱える欧州員会は独仏英の3か国がリーダーだったが、イギリスが抜けてドイツの支配に反発する動きもある。

欧州経済は統計が比較可能な47年以降で最悪で、大恐慌や戦時中の混乱以来の落ち込みとなった。

欧州版の決められない政治が長引けば、コロナからの回復でも欧州は後れを取るでしょう


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