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アメリカ型の超大型モールはなくなる

アメリカでは10万か所以上のショッピングモールがあったが、この10年ほどでずいぶん減少しました

2016年に11万か所以上だったのが17年だけで約8600か所が閉鎖され、その後も年間数千か所閉鎖している。

お決まりの解説はネット消費が増加した分、実店舗の消費が減ったというものだが異論もある。

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日本や欧州でも同じようにネット消費が拡大しているが、アメリカほどの勢いでモール閉鎖は起きていない。

今後10年以内に1/3が閉鎖される見通しで、2019年のモール空室率は9.4%、20年は10%を超えたでしょう。

郊外モール衰退の理由はアメリカで都市化が急速に進んでいるのが影響しています。


アメリカの都市化率は80%程度で欧州は約70%、日本は世界基準で90%に達し、世界の平均は55%くらいです。

アメリカの郊外モールは砂漠のど真ん中などに町ほどの巨大な店舗群を作り、車でやってきて日曜日に家族で一日過ごしていました。

周辺人口は元々人口ゼロだった上に都市化が進んで田舎の人口が減り、ネットと関係なく利用者が減少しました。



半分の自治体で大型スーパーを維持できなくなる

日本は自動車の所有が進まなかったので都市や町の近くに小型モールが出来、主婦が自転車で通うような形態でした。

都市や町にあるモールは都市化で周辺人口が増え、周辺人口が増えてますます賑わっている。

日本にある廃墟モールは町から遠く離れた場所に無理やりつくり、周辺に人は住んでいませんでした。


アメリカでも今後砂漠のど真ん中のような超巨大モールが減少し、町に近い小型モールが増えるでしょう。

日本で深刻なのは田舎の人口減少地域でのスーパー閉店で、唯一のスーパーが閉店した例もある。

人口減少で一軒のスーパーを支える周辺人口がなくなったのが原因で、結局原因はいつも人口減少です。


数年前に、日本の半分の自治体が2040年までに消滅するという予測が出て大きな話題になりました。

言い換えると日本の半分の自治体では2040年までに大型スーパーが無くなっている可能性がある。

こうなると町まで買い物に行くか、ネットで集団購入やまとめ買いするしかなくなる。


小型スーパーや個人商店だけになると居住地としての魅力が薄れ、より一層住民の離脱が進みます。

こうして大型スーパーが撤退した田舎は急速に機能を失い、限界化していきます。


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