テスラの本当の衝撃は自社工場で何も作っていない事
ならトヨタもそうすれば良いとなる
ERTY
Tesla Value Hits $100 Billion. Will Elon Musk Get a Big Bonus? - The New York Times


自動車のコモディティ化

10年ほど前にEVの試作車が作られていたころ、「自動車は家電になる」という事が言われていました。

家電はコモディティ化した商品の象徴で、コモディティとはどのメーカーの製品を買っても差がないものを指します。

ソニーでもパナでもホンハイでもハイアールでも中身は同じでロゴマークが違うだけのような概念です。

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2020年は世界の自動車メーカーにとって散々な年になり、おそらく今後の勝者と敗者を分けた。

地域別に見ると自動車メーカーが最多なのは欧州で、数えきれないほどの小メーカーがしのぎを削っている。

メルセデス、ポルシェ、フェラーリなども最初裏庭の小屋のような工場で始まり今は有力メーカーになった。


だが今後も数十の個人商店的メーカーが全て存続できるかと言うと、非常に疑問です。

今の自動車はエンジンで動いているが将来はEVまたはHVに転換するので、大メーカーでも自社で動力を生産できません。

モーターとバッテリーは日中韓などアジア製で自動運転などITはアメリカ製、カメラやセンサーはソニー製という感じになります。


するとベンツやフェラーリが自社工場で生産するのはボディの鉄板くらいで、塗装も自社でできるでしょう。

テスラはモーターとバッテリーが高性能ですが、日本製なので世界のだれでもお金を払えば同じものを搭載できます。

テスラが優れているのは実は「高値で売れる」ことで、SやXは平均1000万、低価格な3でも500万円以上で売っています。



アルトにフェラーリのエンジンを搭載するのも可能

日産リーフは350万円からですが、もし500万から700万円で売れば、テスラと同じモーターやバッテリーを搭載し同じ性能を発揮できます。

EVはこんな風にメーカーが違っても中身は同じなので、自動車は電動アシスト自転車のような商品になります。

アシスト自転車はパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンが日本の主要メーカーで、欧州や中国にも多くのメーカーがある。


中国製だからだめかというと、バッテリーとモーター、変速機が同じなら同じ水準の商品になる筈です。

例えばスマホのほとんどはiPhoneを含めて中国で製造していて、アップルもホンハイもファーウェイも同じ下請け工場で部品を製造しているかも知れません。

メーカー毎の機械としてのスマホ性能の差は無意味になり、せいぜい価格帯によって高価な部品を使っている程度の違いになる。


モーターとバッテリーが自社製でなくなったら、例えばスズキやダイハツがフェラーリと同等のモーターを搭載しても良くなります。

そうなるとベンツの高級さとかランボルギーニの最速イメージは、ソファの値段や外見の違いだけになる。

テスラはトヨタを超えて株価世界一になったが、自社工場では何も生産せず、すべて社外から買ったもので車を組み立てています。


そのほうが成功するとなったら自動車業界が全部そうなるでしょう。


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