国民の半数を占めるイスラム教徒は政治家にも芸能人にもなれない
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米英仏が作り出した混乱

7月4日午後6時ごろ中東レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発があり、同国は大混乱に陥っている。

一時はテロかと思われたが、倉庫内に6年前から2750トンもの化学物質「硝酸アンモニウム」が貯蔵されていた。

現場は東ベイルートの繁華街近くでキリスト教徒が多く住んでいる地域で、日産ゴーン被告の住所も近かった。

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ゴーンの住まいは現場から5キロほど離れたアシュラフィーエにあり、キャロル夫人は自宅が損傷したと話している。

複数の国籍を持つゴーンはレバノンにコネクションがあり、キリスト教マロン派の集団にかくまわれている。

レバノン人口の3割がマロン派で歴代大統領もマロン派、政界や芸能界のほとんどもマロン派が独占している。


爆発でなくなった人は初日の集計で約135人、負傷者が5000人超、25万人以上が家をなくしたと見られている。

ゴーンの逃亡後にレバノンの経済混乱や政治腐敗が注目されたが、この国の現状は腐ったミカンのようなものと言える。

だがらこそゴーンのような人物が生まれたし、国際指名手配されても腐敗した政府と教団によって匿われている。


レバノンは1945年以前にフランスの植民地だったが、フランス自体がドイツ占領で有名無実化し戦後に大混乱が起きた。

同様の例としてベトナムもフランスの旧植民地で、戦時中は日本軍が一時駐留したが終戦で撤退した。

恥知らずなことにフランスは民主主義の旗手として振舞いながら、ベトナムやレバノンの再植民地化を進めようとした。



レバノンはどうして中東の腐ったミカンになったか

むろんこれは失敗しベトナムでは反植民地運動からベトナムはソ連の共産主義陣営に参加し、アメリカとベトナム戦争を戦って勝利した。

ベトナムはアメリカとの戦争には勝ったが代償としてソ連の植民地になり、今も共産国家として中国などの干渉を招いている。

レバノンの隣国はイスラエルだが、この国は欧米諸国がユダヤ人の国として1945年以降に建国した。


欧米諸国は第二次大戦中、日独を倒すためアラブ人の協力を取り付け、見返りとして「終戦後に独立させる」と約束した。

だが実際にはアラブ人の土地を取り上げて追い出し、ユダヤ人を入植させてイスラエルを建国した。

ユダヤ人が中東に住んでいたのは4千年も前の話で、ユダヤ人の土地など中東にはないのだが、勝手に作ってしまった。


追い出されたアラブ人は隣のレバノンやシリアでテロ組織を結成し、今も欧米やイスラエルと戦っている。

イスラエルは領土拡大と反ユダヤ組織壊滅のため、1978年にレバノンに侵略し、1982年ごろ撤退した。

1990年にはシリアがレバノンに侵攻し、1996年には再びイスラエルが侵攻、2006年に再び空爆し侵攻を繰り返した。


2000年代以降にレバノンでは武装組織ヒズボラの影響力が強まり、今回の爆発も最初はヒズボラの関与が疑われていた。

レバノンは国民の54%がイスラム教、40%がキリスト教、アラブ人が95%を占め、アラビア語を喋るが支配階層はフランス語や英語もしゃべる。

これらを見ても国内の対立が厳しく、下層階級になっているイスラム教徒の不満は非常に大きい。


例えばイスラム教徒は政界や経済界はもちろん、芸能界にも進出できずテレビ局のアナウンサーにもなれないとされている。


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