相場が暴落すると「安く買える」のでむしろ喜ばしい
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経済専門家は的中率ゼロ%の予想屋

年金積立金を運用しているGPIFは、2020年4月から6月期の実績が12兆4868億円の黒字だったと発表しました。

この3か月前の1月から3月期は17兆7072億円の損失で、含み資産を10%以上減らしていました。

過去最悪の大損失から過去最高益に転換した訳ですが、実はどちらも意味のない架空の数字に過ぎません。

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経済マスコミや経済アナリスト、投資の専門家を名乗る解説者は損失の時は大騒ぎして「責任を取れ」などと言っていました。

3か月後に過去最高益になると彼らは「含み益なので意味がない」などと言っています。

この手の専門家にまともな人間はいないし、投資予想や経済予測が当たった事がないのに、なぜか権威ある人と思われている。


GPIFが発表する3か月ごとの収支には意味がなく、年単位の積立金の増減を長期で見た方がいい。

GPIFは数十年単位で積立金を増やすのが目的なので、1か月や3か月の「勝ち負け」には意味がありません。

例えば野球の今日の試合で勝った負けたと騒いでも、引退した時残るのは「日本一」「200勝」「2000本安打」などの記録だけです。


今日いい試合をしたり悪い試合だったとしても、そんなの来週になればみんな忘れているでしょう。

個人投資家もそうですが、今日の勝ち負けに一喜一憂するタイプの人は、結局生涯で勝つことは出来ません。

ではGPIFとは何をしているのでしょうか?



勝つべくして勝つ投資とは

GPIFは年金基金約150兆円を運用する世界最大のファンドで、2001年から約20年近く運用されています。

19年間の運用成績は約70兆円のプラスですが、それが目的ではなく年金資金を目減りさせず増やすのを目的としている。

知っての通り日本の国民年金は少子高齢化で大赤字なので、国が税金で補填しています。


国民年金を平たく言うと支払った年金の2倍を貰える制度で、長生きするほど生涯で多く貰えます。

どう考えても赤字になるしかない制度だが、赤字額が少なくなるようにGPIFで運用しています。

19年間の平均収益率は+2.97%で、投資をやっている人はこれが驚異的な数字だと分かるでしょう。


投資は結局「勝った」「負けた」のばくちの世界であり、大きく勝ったとしても大きく負けるので、トータルでは中々安定して資産を増やせません。

GPIFはコスト平均法で高い時には少し買い、安い時に多く買うのでトータルでは必ず平均価格で購入する。

好景気の時は株高、不況下では債権高になるので両方に分散し、不況でも好況でもそこそこの利益を上げるのを目標にしている。


国内投資だけだと為替変動でドル建てては目減りするので、国内と海外(ドル)に分散し円高でも円安でも一定の利益を上げる。

こうして勝つべくして勝った結果が、過去最大損失の後の過去最高益でした。

大損失を出していた時期は相場が下がったので「安く買えていた」訳で、損失すら利益を生んでいたのです


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