超円高は過去に起き、これからも起きる
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画像引用:円高でお得 | 葡萄 と くま(クラフトワイン/焼酎とテディベア教室)蕨/戸田/川口の酒屋https://www.stepstep.biz/tag/%E5%86%86%E9%AB%98%E3%81%A7%E3%81%8A%E5%BE%97



過去の超円高のメカニズム

為替相場は一見安定していて不動に見えるが、きっかけがあると何かにぶつかるまで動き続ける。

1995年と2011年はいずれも日本の巨大地震をきっかけに動き、1ドル70円台の超円高になった。

いずれも自民党ではない野党政権(おかしな言い方だが)、革新政党の首相という共通点があった。

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どちらの円高も自民党が衆院選で勝利し政権復帰することで終息し、その後しばらくは円安に推移しました。

これは結果として発生した出来事で、ドルに対して円が高くなった原因は日本の経常黒字(国際収支黒字)と思われます。

日本は年10兆円から20兆円もの経常黒字があり、ドイツに次いで世界二位となっています。


経常黒字が溜まっていくとドルから円に、ドルからユーロにお金が交換されドル安になります。

EUのほとんどの国が経常赤字なので、ドイツの経常黒字は大幅に薄められ、超ユーロ高にはなりません。

日本は一国だけで円という通貨を使用しているので、年20兆円黒字なら年20兆円分円高になる筈です。


超円高はネズミの集団心理

その筈なのだがトヨタやソニーはアメリカの売り上げを日本に送金せず、アメリカ国内や海外で再投資します。

メキシコに工場を建てたりアメリカでPS5を開発したりするので、通常経常赤字の多くは海外にとどまったままです。

日本政府は円高になると困るので、金融緩和や海外融資などで円高を防止しています。


金融緩和はお金の量を増やす事で、ドルに対して円を多く印刷したら(実際は印刷しないが)理論上は円安になります。

日本政府は海外援助や海外融資に熱心だが、為替介入と似た効果があります。

日本がアフリカの国に1兆円を融資し、その1兆円を円からドルに交換したら、言葉を言い換えた為替介入のようなものです。


こうして毎年20兆円の経常黒字でも通常は円高にならないが、突発的な出来事で一斉にドルから円へのお金の動きが起きます。

1995年や2011年は地震で日本企業が打撃を受け、海外の金を本社に送金したところから超円高が始まりました。

一匹のネズミが走り出したら全員が走り出すようなもので、一斉に同じ方向へ動き出しました。


それに海外投機ファンドが便乗して円高を加速し、円高への恐怖心からより一層大量の円買いが発生した。

これが超円高のメカニズムで、10年間円安だからと言って来年「1ドル50円」にならない保証はないのです。

円安を主導してきた安倍首相の辞任で、ある方向に動き出すかも知れません


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