アニメ・漫画業界は江戸時代の仕組みに近い
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テレビアニメは赤字で制作されている

鬼滅の刃というアニメ映画が公開され、初週の売り上げが日本新記録を達成したかどうかと言われています。

今までもアニメ映画というジャンルは人気だったし、ジブリやテレビアニメが邦画ランキング上位を占めていました。

一方で実写の日本映画はアニメほどの勢いがなく、昭和の映画ブーム全盛期を超えられずにいます。

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アニメ映画の多くはテレビ放送で人気になり映画化され、公開時には既に人気が定着しています。

いわばヒットを約束された映画なわけで、映画会社にはまさにドル箱の稼ぎ柱です。

テレビアニメの多くは漫画雑誌の連載で人気があった作品で、ジャンプ漫画に代表される。


ところが週刊誌の発行部数が減り、連載しても食えない、アシスタントの給料すら払えないと嘆く漫画家も存在する。

もともと漫画週刊誌は薄給で経費を引いたら赤字、コミックが売れて初めて儲かるというビジネスモデルだったようです。

ネット化で週刊誌やコミックが売れなくなり、電子コミックで補うまでに至っていないので、貧困漫画家が増えている。


さて連載で人気になるとテレビアニメ化されるが、ほとんどのアニメ制作会社は赤字で製作している。

アニメ制作は実写と違い無数の工程があるからで、アニメそのものの製作費まで回ってこない。

そこでアニメ会社は赤字で制作して放送し、従来はDVDを販売して利益を得ていた。



アニメは漫画家に著作権がない?

だがネット化でDVDは売れなくなり、代わりにネット配信や海外輸出によって利益を得ている。

ネットフリックスは独自のアニメ制作もしていて、日本のテレビ局の数倍の製作費を出しているという。

しかもネット配信会社は配信後の「縛り」がゆるく、著作権はアニメ制作会社にあるので非常に美味しい。


鬼滅の刃もおそらくテレビ放送だけでは赤字であり、ネット配信やほかの収益源で利益を得ている。

テレビでヒットすると映画化されるが、映画のためにオリジナル映像を制作するとやっぱり赤字です。

仮に10億円の興行収益があっても製作会社の取り分は1割程度、製作費に回せるのはその半分程度でしょう。


するとテレビアニメ1話分の製作費も出ないので、多くはテレビ放送分をまとめたものになる。

オリジナル映像の映画で元を取るには、確実にヒットが見込めて、公開後にテレビ放送やネット配信、DVDやゲーム化、海外輸出などで収益を得る。

こうした赤字体質がアニメ業界のブラック体質の原因になっていて、時給500円以下という場合も多い。


アニメ業界にはもっと問題があり、原作者に無断でアニメ制作し公開している場合がかなりある。

有名な作品でも原作の漫画家が「まったく知らなかった」ケースがかなりあり、漫画雑誌出版社が勝手にやっている。

漫画家は漫画雑誌が育てるので、「誰のおかげで売れたと思ってるんだ」などの言葉で恫喝される。


漫画雑誌→テレビアニメ→映画化という一連のシステムが古すぎで、このままでは時代に取り残されるでしょう。


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