EVが火力発電だとすると、燃費はHV車とあまり変わらない
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EVのエネルギー効率は高くない

世の中はEVに向かっていて、ガソリン車は環境に悪くEVは良いという事になっています。

ところがもう少し科学的に検証すると、EV(電気自動車)は環境に良いかどうかは発電方法に左右されます。

いくらEV自体がエコであっても、石炭発電でもくもく煙を出していたら木炭自動車以下でしかない。

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EVとガソリンエンジンの比較は非常に難しく、単純に燃費で表す事はできません。

従来ガソリン車のエネルギー効率は約30%、HV車は約40%、EVは約50%とされていました。

この中でEVは発電所から電気モーターまでのロスが約10%、残りは発電所自体の発電ロスなので改善は困難です。


HVやガソリンエンジンで使われている燃焼エンジンは、1年間で1%近く性能向上していると言われています。

新車が発表されるたびに燃費向上しているのは、誇大広告ばかりではなく実際に燃焼効率が向上しているからでした。

するとEV50%、HV40%だったエネルギー効率は今後どんどん接近して抜き去ることがあるのでしょうか?


EVの発電方法が自然エネルギーと原発だけならCO2を発生しないが、実際には今後も長く火力発電が使用されます。

火力発電でEVを充電する地域では、EVよりHVガソリン車の方がCO2が少ない事も起こり得ます。



EVもガソリン車も万能ではない

『電気自動車の効率はガソリン車より悪い? _ EVsmartブログ』(https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/electric-vehicles-are-more-efficient-than-ice/)がガソリンHVとEVの燃費比較をしていました。

途中を省いて結論を書くとトヨタ プリウスは23.8km/l、テスラ モデル3は火力発電で 24.8km/lに相当する燃費でした。

テスラはプリウスより高燃費でしたがその差はわずか1km/L、世間のEV称賛とは大きな落差があるのではないでしょうか。


最近のHV効率は41%に向上していて、もう10年程度で45%くらいに達しそうです。

そうなってもEVのエネルギー効率は50%のままなので、その差は今より縮小しています。

さらに差を縮める技術がPHEVで、自宅で充電することでガソリン燃費を大幅に向上させる。


EVより効率が良いガソリン車は可能と思われるが、実際には今後火力発電が減少し自然エネルギーの割合が増えていきます。

もし発電の50%が自然エネルギーで賄えるなら、エネルギー効率が多少劣ってもEVの方が環境に良い事になる。

このようにガソリンHVとEVのどちらが環境に良いかは、技術の進歩や発電方法などで変わってきます。


もし現在のガソリン車をすべてEVにすると総発電量の1割程度で、少なく思えるが瞬間的には大きな負担になります。

例えばエアコンの消費電力は全体のごく一部ですが、真夏や真冬にはそれが大停電をもたらす原因になります。

EVによる充電が金曜夜とかに集中した場合、全ての発電所をフル稼働させても足りなくなるでしょう。


結局すべての自動車をEVにするには発電所を作るところから始める必要があり、10年程度では不可能です。

EVはある程度普及するが全部がEVになると困るのが各国政府の本音で、ガソリンやHVの効率向上が必要です。


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