韓国政府はIMFの指摘に対し、「将来払う借金は”現在の借金ではない”」と言い放った。
日本政府も同じことを言ったらどうか
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国の借金についての誤解

経済原則では資産と債務は常に同額で、どちらかが多い状態は起こりえないとされている。

だが企業に債務超過があるように国家でも外国からの借金が多ければ、国全体が赤字という事になります。

旧ソ連は外国からの僅かな借金が返せず崩壊し、1998年の韓国は数千億円だかを返済できず国家破産しました。

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これらは外国からの借金が返済できなかった例で、国内では債務と資産は釣り合っていたはずです。

韓国の特徴は家計債務が異常に多い事で、家計債務だけでGDP比100%に達しぶっちぎりの世界最悪だそうです。

日本は公的債務が多く、アメリカや中国も資産と同額の借金が国内のどこかに存在しています。


日本の総資産は、1京883兆円(2018年)なので同額の負債がどこかにあり、そのうち公的債務が1000兆円くらいだという話です。

例えば日本政府が1000兆円の借金を返すと、国債などが返済され1000兆円の資産もなくなります。

投資家は1000兆円の現金を受け取るが、現金とは日本銀行が発行した債権で、日銀の借金になります。


本来は物やサービスで提供するべきだが、今はとりあえず「1万円」と書いた紙切れで代用するのがお金という考え方です。

紙切れはとても便利で、今は印刷せずネット上だけで発行したことにしているが、やはり借用書のようなものです。

財務省は「日本には1000兆円の借金があるから返さなくてはならない」と信じ込ませようとしているが、そういう話ではないのです。



韓国の政府債務は不明

せいぜい1000兆円の政府の借金を民間の借金に付け替えるという事で、本当に借金をなくしたら資産1000兆円もなくなり日本は今より貧しくなります。

国の借金問題とは借金がどこに偏っているかが問題で、借金は必ずどこかに存在する。

ドイツの財政は健全と言われているが、それは政府の借金が少ないだけで、民間なり家計なりに借金があるのです。


世界の多くの国は政府や公的機関の借金を秘密にしていて、日本政府だけが詳細に発表しています。

アメリカの国全体の借金は国家機密で、大統領すらこれを公開することは許されていません。

中国も同様で国全体の借金を調べることは出来ず、おそらく習近平も中国の公的債務がいくらなのか知りません。


2019年に韓国経済研究院が発表した報告書によると、韓国の政府債務は年平均14.4%増加し、世界で3番目に増加ペースが速かった。

計算は国際決済銀行(BIS)統計を元にGDP比の負債比率を算出したので、ある程度客観的な数字と言える。

2014年にIMFは韓国の政府債務が実際より小さく報告しているとして是正勧告をしたが、今もそのままのようです。


韓国政府発表の政府債務残高は、2000年代からGDPの30%台で推移していました。

2014年の韓国政府債務はIMFの計算で1959兆ウォン(216兆円)、韓国のGDPは約1500兆ウォンなのでGDP比130%になります。


2014年3月にIMFは「韓国が報告している政府債務残高を修正する必要がある」と警告しています。

この時の韓国側の言い分では「年金や保険の赤字は将来返済するものなので、現在の借金ではない」という事でした。

考えてみれば日本の借金1000兆円の大部分も、今すぐに支払うものではないので、韓国の計算では現在の借金では無い。


それから6年が経ち韓国の政府債務はもっと増えている筈で、GDP比200%は超えていると考えられます。

2020年の韓国政府債務は政府発表ではGDP比50%だが、実際はGDP比200%以上なのです。

ドイツやアメリカや中国など「健全財政」の国の中身もこんなもので、政府債務は計算方法を弄れば簡単に数分の1にできるものです。


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