自然エネルギーと寒波は相性が悪い
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画像引用:https://www.archyde.com/from-texas-to-mississippi-a-historic-cold-wave-sweeps-across-the-country/ From Texas to Mississippi, a historic cold wave sweeps across the country - Archyde



冬のエアコンと太陽光発電の相性は最悪

2020年末から21年にかけてに真冬に世界各国で電力不足や停電が発生していました。

日本では1月7日から12日ごろにかけて、電気使用率が95%を超え計画停電まで検討された。

1月12日14時ごろには北海道電力から九州電力まで、すべての大手電力で使用率95%から97%に達しました。

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足りなければ発電すれば良いのだが、突然の需要に対応する為最低3%の余裕が必要、使用率は97%以下でなくてはならない。

大手電力各社は高額なスポット電力を購入したり、他社から電力を買う事で対応していました。

ところが日本の送電網は遠く離れた地域に送電するようになっていないので、もっと電力が不足したら計画停電の必要が出てきます。


アメリカでも21年初めに大寒波に襲われ、テキサス州などでは2月半ばになっても収束していない。

これが電力とどう関係するかというと、一つにはエアコン使用で需要が増大し、寒波によって太陽光発電の発電量がゼロになった。

21年2月15日にはテキサス州ダラスでマイナス15度となり、シアトルでは50年ぶりの大雪、全米100か所以上で史上最低気温を記録した。


テキサス州では天然ガスの供給不足や風力タービンの凍結で発電できなくなり、もちろんソーラー発電は無力化された。

一部地域では電力供給が止まっているが、今後も寒波は続きそうだと言われている。

アメリカは電力自由化がすすめられ多くの地域で自由契約になっているが、皮肉にもこれによって寡占化が進んだ。



アメリカは大寒波で火力発電も停止

アメリカは広大な国なので広い範囲をカバーする電力会社はなく、田舎では1社しか電力会社が無いのが普通です。

自由化と言っても最初から競争はないので、その会社から電気を買うか、電気無しで生活するかの2択になります。

価格や契約が自由化された結果、電力会社は高値をふっ掛けるようになり、自治体が妨害しない限りいくらでも値上げをする


結局のところ電力の自由化は予想と違う結果になり、頻繁な停電と電気料金の値上げをもたらしました。

電力が自由化された結果、電力会社は低コストで発電する為バックアップ電力を確保せず、ある発電所が止まったらその地域の電力を止めるようになった。

日本では原発が止まったら火力、一つの火力発電所が止まったら隣の発電所と何重にも余分な発電能力を確保してありました。


これに「無駄なコストだ」と因縁をつけて辞めさせたのが電力自由化で、コストカットした分確かに安くなったようです。

アメリカでは低炭素ブームでシェールオイルやシェールガス田の多くが閉鎖され、より一層電力危機を悪化させた。

加えて寒波によって閉鎖していない油田やガス田も採掘できなくなり、日量200万バレル余りの原油と100億立方フィートの天然ガスが止まった。


テキサス州では電力のスポット価格(他社から購入する価格)がメガワット9000ドル、1キロワット時では1000円にも達しました。

電気ストーブを1時間つかうと1000円請求されるわけで、消費者に請求できなければ電力会社が大損失になる。

こうした中でアメリカでは原発建設を再開しようという機運が高まりを見せている


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