中国国内の駅や観光地もかなり空いている
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画像引用:https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012801176&g=int&p=20210128at46S&rel=pv 中国、帰省ラッシュなき春節 コロナ警戒、自粛・規制:時事ドットコム



国内旅行も大幅減少した中国

中国の春節(旧正月)では毎年多くの人が外国旅行に出かけ、去年は全世界にコロナウイルスをまき散らしていました。

2020年の年初に安倍首相が「中国の皆さんをお待ちしています」というビデオメッセージを発表して叩かれたのは記憶に新しい。

各国にとって中国人観光客は重要な金づるになり、最初は金になるならコロナも大歓迎という態度を取った。

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ところが予想よりコロナウイルスが強力だったと見るや態度を一変させ、こんどは中国人観光客を締め出した。

各国のこういう態度を見ると、中国も大概ですがそれを受け入れてきた安倍首相や各国政府も「共犯」だったのではないかと思えます。

中国では2020年春に湖北省で大流行したものの抑え込みに成功し、国内での移動禁止も緩和されています。


だが多くの省ではコロナを警戒し、帰省者には「ワクチン接種証明書」や「コロナ陰性証明書」を義務つけています。

帰省するにも事前の申請が必要な場合があり、面倒なので多くの中国人は帰省せず都会に留まっている。

政府も帰省せず「その場で年越し」を推奨し、上海や北京や深圳近郊の観光地が人気になっています。


中国では移動制限と自粛によって2020年だけで約15万軒のホテルが閉鎖し、都市から遠い観光地は今後も苦戦するでしょう。

コロナの影響がなかった2019年の中国は春節期間中だけで4億1500万人が旅行し、5139億元(8兆3969億円)の観光収入がありました。

年間で最大の稼ぎ時だったが消滅してしまい、近場旅行が多少活況でも到底補うまでには至らない。



中国人観光客は戻るか?

コロナ前の2020年2月ごろまでは大阪や京都、東京の街を埋め尽くす勢いで中国人旅行者が闊歩していました。

コロナ感染は世界で2021年一杯続き、2022年も警戒心から全面的に旅行自由化で再開とはいかないでしょう。

世界の旅行システムが再開するのは2023年頃からですが、今度は中国の成長率が鈍化し景気悪化します。


中国の出生数は2016年に2000万人だったのが19年に1400万人、2020年は1000万人に減少しさらに減少が予想されています。

人口=消費者なので子供が減るのは消費減少に直結し、今後は介護が必要な高齢者だけが増加します。

すると財政悪化が表面化して政府は緊縮予算にせざるをえず、下手をしたら今後数年でマイナス成長に陥るでしょう。


経済には人口ボーナスという言葉があるくらいで人口増加は成長率を大幅にかさ上げするが、人口マイナスなら逆に成長率を大幅に低下させます。

日本人も1994年までは世界の観光地をのし歩いていたが、景気悪化が表面化するとそれどころでは無くなりました。

中国人の富裕層は不況になっても富裕層なので海外旅行をするでしょうが、一般市民の旅行者は大幅に減少します。


「給料は毎年2倍に増える」という自信があったから爆買いできたが、年3%以下の成長率では遊ぶ金もなくなります。


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