かつて日本にも、何をやってもうまく行くスーパーサイクル期があった
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画像引用:https://coqtez.blog/jnr_history_17 国鉄の歴史(17):東海道新幹線開業



ネット世界が『実体経済』になった

コロナウイルス拡大によってテレワークやIT需要が増加し、半導体市場がスーパーサイクルに入ったと言われています。

半導体のスーパーサイクルとは需要の波や技術革新などで定期的に発生するサイクルが、需要が急増し供給不足になる状態を指します。

半導体は技術の進歩によって数年で陳腐化し、買い替えや新たな需要が発生して好景気や不景気になる。

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2017年から18年にかけて第一次スーパーサイクルがあり、2020年末に2回目が始まったとされています。

小売店などいわゆる実体経済がコロナで大打撃を受けているのを尻目に、半導体やIT、ネット企業はどこも好景気に沸いている。

むしろ今ではインターネットやIT産業が『実体経済』になり、物質の移動や生産といった既存産業をけん引する姿がはっきりしてきました。


実体経済は全世界最悪なのに各国株式市場は最高値を更新していて、政府によるコロナ支援策の余剰金のせいだと言われています。

IMFなどによると全世界の政府が2020年から21年初めにかけて発表したコロナ対策費の合計は、1400兆円を超えています。

実際に使われたのは半分かも知れないが、お金は個人や企業に配られた後、消費や支払いや貯蓄や投資に使われます。



経済のスーパーサイクル

結局政府のコロナ支援策は支払いで企業に渡り、企業は銀行や金融機関にお金を渡し、最終的に株式などの投資へ向かいます。

株価上昇に政府のお金が使われたのは疑いないが、ネットやIT産業がその資金を吸収し成長しました。

農業や製造業や小売業は投資されても売り上げが増えないが、ネット世界は今も無限に拡大を続けています。


従来の物の生産や移動を伴う事業が産業構造の下位になり、ネットやIT産業が各国の主要産業にのし上がった。

工場を世界中に持ち従業員100万人を雇っている会社より、ネット上でだけサービスする会社が何倍も巨大になっています。

日本はこの分野で非常に遅れていて、日本のIT企業と言っても1社も思い出せません。


だが”遅れている”のは今後発展する余地が大きい事でもあり、裸足の部族が靴を履くようになると靴がたくさん売れます。

日本は欧米に千年遅れでやっとハンコを廃止して、サインや電子認証に変えようとしています。

日本には戦後の高度成長期にスーパーサイクルがあり、80年代から90年代前半にもスーパーサイクルがありました。


その後30年デフレ不況が続いて落ちぶれ果てたが、そろそろ日本の出番かなと思える状況になっています。

日本につづいて韓国と中国も2020年に人口減少しライバルたちは自滅、アメリカと中国は険悪化しイギリスはEU離脱して日本に接近しています。

こうした偶然を勝機として掴めるなら、2020年代から30年代にかけて、再び日本の時代になる可能性はあるでしょう


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