こういう店を維持するには毎日100人の客が必要
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ラーメンブームからラーメン不況へ

帝国データバンクによると2020年は全国で約46社のラーメン店が倒産し過去最多になっていました。

これは企業としての倒産件数で、個人経営のラーメン屋の閉店数はこれより遥かに多いでしょう。

タウンページ検索で2018年には3万599軒だったのが2万5484軒になっているので、約5000店舗減少している。

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ラーメン店という商売はコストがかかり値段は上限があるので、薄利多売だと言われています。

調理設備にかなりの初期投資が必要で、維持費や燃料代もかかり、基本的にテイクアウトが出来ないので店内が広い。

生ごみが大量にでるのでゴミ処理費用もかかり、おやじ1人のほかに店員が必要になる。


これがたこ焼きだったら最低限の調理スペースにイスを数個並べて、自分ひとりで経営できる。

たこ焼き1人分の値段は400円前後、ラーメンの値段は800円前後が多いので2倍でしかない。

初期投資やリスク、人件費や運営費を考えたらラーメン屋は良い商売とは言えないのが分かります。


値段を上げれば良いとして高級ラーメンを出し、1杯1000円以上のラーメンを提供している店もある。

だがそれは高級ハンバーガーと同じで主流にはなりえず、ラーメンは1000円以下の商品だと思います。

江戸時代には蕎麦やうどんの屋台が大ブームで、時代劇では定番のシーンとなっています。



江戸時代の蕎麦は現在の500円程度だった

江戸時代後期の蕎麦・うどんの値段は16文、天ぷらが32文、卵とじが32文、鴨南蛮は48文という記録があります。

このころの1文は現代の15円前後とされているので(諸説ある)、天ぷらそば・うどんは480円だった事になります。

日常的に食べる手軽な外食はやはりこの位が妥当で、1000円以上だったら頻繁には食べないでしょう。


江戸蕎麦の値段と比べても現代の高級ラーメンはやや高く、これ以上高級化や値上げする余地は乏しい。

総務省の物価調査によるとラーメン一杯は2010年に550円だったが2020年は523円で少し下がっています。

ラーメン店を新規開業するには居抜きでも初期投資1000万円、毎日100杯の売り上げが必要とされています。


ちなみにたこ焼きは400円のが一日50箱で採算ラインとされているので、ラーメン屋の「ノルマ」は厳しいのが分かります。

1000円床屋は一日20人カットすると1人経営では利益が出て、30人ならかなり儲かるとされています。

ラーメン店では調理のほかに店員が居て、設備費用や燃料費等もかかるため、一日100人必要なのです。


小さな店でも家賃、光熱費、備品代や人件費など月60万円かかり、単価600円なら毎日60杯が採算ラインになる。

起業でラーメンは辞めた方が良いと言われるゆえんです


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