各社の2025年EV販売目標を合計すると2000万台に達する
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4年後にEV販売2千万台?

2020年はコロナの影響もあってEV販売台数が急激に伸び、EVシェアトップのテスラ株時価総額はトヨタを突き放した。

各社はEV生産計画の大幅拡大を発表しているが、それらを合計すると数千万台になってしまう。

EVと言っても国やメーカーによって定義が違い、米テスラは純粋に電気だけで走る自動車を差している。

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VWやBMWはPHVつまりガソリンでも充電した電気でも走れるし、トヨタはハイブリッド車を電動車としている。

自国メーカーを保護する各国も自然な流れとして米国は純EV、欧州はPHV、日本はHVをそれぞれEVだと言っている。

極めてご都合主義だが各種統計はPHVと純EVで出てきているので、今回はHVを除くEVをEVとします。


2020年にEV、PHV、PHEVは世界全体で312万4793台販売され41%増、このうちテスラは49万9550台だった。

純EVはEV全体の半分ほどを占めると見られるが、中国には「電動カート、マイクロカー」のようなEVメーカーが無数に存在する。

ゴルフカートだってEVだし、これをどこまで含めるかで販売台数はかなり変わってくるので台数は目安に過ぎない。


先進国でEVと呼んでいるような乗用車の販売台数は、おそらく2020年に100万台程度だったでしょう。

そのうち50万台をテスラが占め、のこりの50万台を日産リーフなど大勢が分け合っている。

EV各社はバラ色未来を予想し、自分がEVの覇権を握ると言っています。



EVメーカーの憂鬱

テスラは2025年の販売見通し235万台、VWは300万台、これを達成するには2025年のEV販売総数は1370万台必要になる。

ボルボとメルセデスは合計100万台程度、GMも100万台、トヨタはHVを含めて500万台でHVを除いても200万台以上になる。

上海汽車、日産、現代、フォードルノー、ルノー、旧プジョーらも年間数十万から100万台を掲げている。


これら世界中のEV販売予想を全て合計すると2025年に2千万台のEVが売れなくてならないが、どう考えても不可能です。

導き出される結論としては、テスラとVWを含めて目標を達成することはできず、過当競争になる。

トヨタはHVを主力にしていて、これはガソリンエンジン車に入れ替わるだけなのでHVの目標は達成するでしょう。


世界のほとんど全ての自動車メーカーがEV参入を計画し、ソニーのような電気屋すらEVを開発している。

これはEVの基盤部品であるモーターとバッテリーが社外製のため、それらを買えば誰でもEVを開発できるからです。

バッテリーは低価格な中国製が増えていて、やがてスマホのようにバッテリーは中国製が標準になります。


こうなると製造技術なんてものは無意味になり、トヨタが作っても中国の町工場で作っても値段の違いしかなくなる。

これに危機感を持ったトヨタはEVではなく水素自動車を重視していて、水素はガソリンのように爆発燃焼させることが出来る。

タクシーのLPG燃料みたいなもので、タクシーがちゃんと走っているので水素も思ったほど危険ではない。


水素をバッテリー代わりにしてEVのように電気で走る方式もあり、EVより参入障壁は高いでしょう。

EVの欠点は誰でもメーカーとして参入できる点にあり、本当にEV時代が来るとテスラもノキアのように消え去るかも知れない。


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