遼寧・山東からは燃料最小、何も懸架しない重量でしか離陸できない
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画像引用:https://wired.jp/2012/11/27/china-carrier-first-jet/ 「中国の空母」実力を分析:ギャラリー _ WIRED.jp



日清戦争の定遠、鎮遠

今から100年以上前の1894年(明治27年)、日本と清国が争った日清戦争で両海軍が激突した黄海開戦があった。

中国側の主力艦は定遠、鎮遠で7000トン以上の巨艦、日本側は旗艦松島が4000トンなど小型艦で構成されていた。

当時の軍艦は大砲を打ち合うもので、主砲の口径が大きいほど射程距離が長く、一方的に相手を攻撃できた。

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下馬評では10対0で清国の勝利だったが、意外にも日本側は圧勝しここから連合艦隊の不敗神話が始まる。

当時の清国はまだ超大国のひとつに数えられていて、ドイツから世界最新鋭の巨大軍艦を購入していた。

日本側はなけなしの金で小型艦を揃えるのが精いっぱいで、事前の評価は非常に低かった。


清国軍が負けた原因は兵士の訓練不足で、性能は優秀ながら命中率が非常に低く、日本側の被弾134発に対して清国艦隊の被弾は1000発にも達した。

中国の軍隊は歴史上自国内で守りを固めると強いが、外国に攻めていって勝ったことがほぼ一度もない。

日清戦争でも清国兵の戦意は低く練度も低かったため、日本側は劣っていたが連戦連勝で圧勝した。


これが日本軍の不敗神話につながり、のちに日米戦争でも勝てると思い込んだのは約50年後の事でした。

中国軍が外征で弱いのには理由があり、明治維新前の日本軍も外征に弱かったのと通じている。

蒙古襲来の時は日本の武士団が一致団結して戦ったが、秀吉の朝鮮出兵や天智天皇の白村江の戦いでは負けている。



中国空母の実用性

武士にとって自分の郷里を守るのは命令されなくてもやるが、外地に出兵して戦う事に「なんの意味があるのか?」と内心思っている。

秀吉に命令されて嫌々戦ってはいるが、さっさと負けて日本に帰りたいと思っているかも知れない。

中国軍も同じで、「日本と戦って勝っても何の意味があるのか?」と兵士が考えていたら勝てっこない。


現在中国は空母「遼寧」と「山東」を運用していて、排水量は6万トンと7万トンでかなりの巨艦です。

中国はさらに2隻あるいは4隻の空母を建造し、原子力空母や電磁カタパルトを計画していると伝えられている。

この遼寧と山東なのだが何やら日清戦争の定遠、鎮遠と同じバッタもの(偽物や粗悪品)の匂いがぷんぷんすする。


遼寧は旧ソ連が80年代に建造しかけて辞めたヴァリャーグを改修したもので、ロシアの専門家によると実用性はない。

ロシアはやはりソ連時代の空母アドミラル・クズネツォフを運用していて、2016年にシリア空爆を実施している。

ただし欧米メディアによるとこの時複数の艦載機が離着艦失敗などで失われ、要するに作戦は失敗に終わった(ロシアは成功したと発表した)


遼寧とクズネツォフは最初同型艦として建造され仕様はほぼ同じ、欠点はカタパルトが無く艦載機が無い事でした。(陸上機を艦載機に改良している)

カタパルトが無いため離陸速度が低く、戦闘機の重量をなるべく軽くする必要がある。

その結果ロシア・中国空母は燃料をほぼ空にしてミサイルなども最小限搭載した重量でしか離陸できない。


艦載機はロシア空母はSu-33、中国空母はJ-15というロシアの無断コピーだが、コピーなので性能や信頼性はかなり低い。

要するに中国空母遼寧と山東は今まで燃料満タン、ミサイル満載の「実戦装備」で離陸した事が一度も無く、おそらく将来も無い。

両空母が唯一できる任務は「空母を持っているぞ」「凄いぞ」と見せびらかす事です。


中国は3番目と4番目の空母も建造しようとしているが、巨費を投じて実用性皆無の空母を2隻作ったのを見ると3隻目と4隻目も期待できない。

これとは別に外観が空母のような強襲揚陸艦(7万トン)を建造していて、こちらは最初から航空機の搭載はせず大型ヘリのみになる。

むしろ強襲揚陸艦のほうが実用性があり尖閣諸島や沖縄、台湾にとって脅威になる


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