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ウクライナが春の攻勢を準備、ロシアは大量の旧式兵器で長期戦の構え

ドローン攻撃されるロシアの石油施設(2月28日)

画像引用:https://mil.in.ua/en/news/a-fire-took-place-at-the-russian-oil-depot-in-tuapse-a-drone-attack-was-reported/

ウクライナがロシア本土にドローン攻撃

ロシア軍はウクライナ東部の町バフムートを東北南の3方向から圧迫しゼレンスキー大統領も苦戦を認めているが、逆にウクライナが犯行作戦に出るとの予測もある

ゼレンスキー大統領は2月28日、バフムートは困難な状況にあるが反撃に向けて軍の幹部との会議を頻繁に開いていると語った

ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長も2月26日にドイツメディアとのインタビューで、春にも反転攻勢に出てクリミアとロシア本土を分断しクリミアの奪還を目指すと語っていた

2月27日頃からロシア各地でドローンが飛来し各地で爆発が起きたりロシア軍が撃墜し、ロシア政府はウクライナの犯行だと非難している

2月28日にはモスクワからおよそ100キロ南東のコロムナでドローンが墜落し、モスクワ州知事は「民間インフラを狙った攻撃だ」と噴き出すようなセリフで非難した

ロシア軍は去年2月24日からずっと「民間人とインフラを狙ったウクライナへの攻撃」を続けているが、自国が攻撃されるのを想定しなかったとみられる

クラスノダール地方では石油貯蔵施設がドローン攻撃を受け、サンクトペテルブルクでも空港での飛行機の離着陸などが一時停止された

ロシア内陸部で22年12月にドローン攻撃があって以来モスクワ中心部の国防省の屋上に防空ミサイルシステムを設置するなど防空体制を充実させた

クラスノダール地方とアドイゲヤ共和国のドローンをロシア側は「ロシア軍の電子戦部隊によって制圧された」と電子戦のような手段で制御不能にしたと示唆した

ウクライナも米軍などと協力して電子的手段でドローンを無効化する研究をしていると言われているが、実戦で使用しているかは分からない

ロシア軍はドローンをすべて無効化し1機も目標に到達しなかったと発表したが、黒海沿岸の石油保管施設で火災が発生している様子がSNSで投稿されている

一方ロシア国営RIAノーボスチ通信はウクライナ製の攻撃ドローンUJ22が雪の中に墜落している写真を掲載していた

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ロシアは何年も戦争を継続できる

モスクワ近くにドローンが飛来した2月28日、ロシアのTV局数社がハッキングされミサイル攻撃が来るという警告を放送した

この日ウクライナ国境から400キロ以上離れた石油施設に向かって複数の飛行物体が飛んでいくのが動画で撮影され、直後に石油施設で爆発が起きた

ウクライナ製の攻撃ドローンUJ22は帰還しないなら800キロ飛行可能で、写真を見ると大型のラジコンと同じ構造でかなり安く大量生産できる

ウクライナの隣国ラトビアはロシア軍の駐留を受け入れているが欧米に接近し、ロシアからの破壊工作の標的になり閣僚が次々に辞任したりしている

ラトビアのリンケービッチ外相は「この戦争は年内に終わらず何年も続くだろう」と嫌な予想をしその根拠も示した

西側各国はウクライナに軍事支援をしているが、支援が追い付かないほどウクライナが「必要とするもの」が増え続けている

ロシアの有利さはまず自国民の人命を尊重する必要が無く、何十万人の国民が兵士としてなくなってもロシアでは誰も気にせず選挙で負ける事も無い

二つ目の有利な点はロシア軍は”ロシア製兵器”を使い果たしても「ソ連製」兵器や砲弾を無尽蔵に保有しています

ロシアは比較的新しい戦車3000両のうち1500両をウクライナで失ったが、ソ連製の戦車数万両を倉庫や空き地に保管している

砲弾や火砲もそうで最近ロシア軍は『第一次大戦』で使用した火砲を前線に運んでいるのが写真撮影されている

第一次大戦の迫撃砲でも10キロ先の民間施設を破壊するには十分な性能で、こうした兵器を数万機、砲弾は無尽蔵に保管している

さらにロシアはイランや北朝鮮や中国などから兵器を調達しようとしていて、何年でも戦争を継続できる

ロシア経済が破綻しても国民はプーチンに投票する以外の選択肢がないので、失脚しないかぎり戦争を継続できる

その間にロシアの国力はどんどん縮小したとしても、この手の独裁者は一向に気にかけない

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