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大卒者が出生数より多い中国、大学出ても就職できず

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中国で希望の職に就けるのは10人に1人(微博に投稿された写真)

画像引用:https://www.6do.world/t/1000-10/20103

大卒者がその年生まれた子供より多い

日本で2022年に大学を卒業した人の人数が57万3947人で同年の出生数が79万9728人、大卒人数は生まれる子供の7割程度の人数でした

中国で22年に大学を卒業した人は1076万人で同年の出生数は956万人、今後進学率向上と22年前の出生数が多かった事で同じ状況が続くと予想されています

中国では大卒者の給与が12万円程度に対し高卒者は半分の6万円程度と差が大きく、大卒者も地方と大都市、大企業と小企業では数倍の差があります

「中国の給与は日本より多い」と日本マスコミは報道しているが、北京のIT企業と雲南省の小企業では10倍が下手すると100倍違うので、高い方の平均を取ると素晴らしく高いです

北京大卒者(新卒者ではない)の平均収入は1万元(約20万円)だが、地方では大卒者が月収5万円で働いている例は珍しくない

しかもその月収5万円を得るのも数十社の入社試験を受けた結果『勝ち取った』仕事であり、就職に失敗してフードデリバリーする大卒者が増えています

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中国で大学教育を受けた若者の失業率は20%と高く、日本の調査では大卒24歳以下失業率は2.9%で34歳以下でも3.2%です

韓国の15歳から29歳失業率は10%少々で、大学進学率はほぼ100%なので大卒者の10%が失業している事になり、しかも就職者もアルバイトやフリーターが多い

韓国の大卒者数は2020年に55万3521人で同年の出生数は27万2300人、大卒者がその年生まれた子供の2倍以上居るという異常事態です

22年前の1998年に韓国の出生数は64万人と多く85%が大学を卒業し、その後出生数が急激に減少したのでこうなっています

日本でも就職難とか就活パワハラが問題だと言われているが桁が違うので、数字の上ではかなり恵まれているようです

生れる子供が減り高学歴になり新卒者数が出生数を上回る国では、大卒の就職難が起こり急速に国民が急速に疲弊していきます

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大卒者がレジ打ちやゴミ回収員になっている

韓国では去年地方の役所の食堂で調理係数人を募集したところ、合格者全員が大卒で調理師免許はもちろん博士号や英語など数十の資格所有者だったのが話題になりました

ロイターの記事によると中国の浙江省で都市計画を専攻した女性の大卒者は、2月から4月まで毎日10件の求人に応募しているが1社も合格できていない

いくつかの企業から月収3000元(5万8000円)以下で誘われたが、これだと地方の高卒者と変わらないので断ったのだという

経済学を専攻した北京の大学院生は30回の面接でやっと銀行窓口の仕事を得たが、自分の希望とは職種や収入が大きく違っていた

中国政府は大卒者などに「柔軟な働き方」をするよう推奨しているが、それは結局フードデリバリーやギグワーク(ネットの日雇い仕事)やフリーターに過ぎない

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こうした「フレキシブルワーカー」は2021年に2億人もいて実態としてゴミの回収とか日雇い工事やデリバリーのような、昔の農民工のような仕事をしています

中国は今100円ライターや安い衣類のような低賃金大量生産の仕事がもっと安い国に移転してなくなり、EVバッテリーのようなハイテク産業に転換しています

ところが日本も経験した事ですがハイテクやIT企業は自動化が進んでいるので10分の1程度の労働者しか必要とせず雇用を維持できません

中国のEVが世界を制したとしても工場でロボットが動いているだけで、せいぜいロボットのメンテナンスをする技術者しか必要としません

生れる子供より大卒者数が多い社会では、全員が良い仕事につくのは無理なのです

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