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ゼレンスキーはバフムート防衛を指示

ウクライナ軍はバフムートを放棄する予定だったがゼレンスキーは突如方針転換した

画像引用:https://m.vk.com/newsfront_tv?menu_opened

撤退から徹底抗戦に転換

ウクライナ東部の街バフムートはロシア軍に三方から取り囲まれていて、ウクライナ軍が撤退するのかどうかが焦点になっています

ウクライナのゼレンスキー大統領は3月6日、バフムート陣地の強化を指示しウクライナに放棄できる部分は存在しないと述べた

ウクライナ軍がバフムートから撤退するとの報道は「偽情報メッセージ」だと否定しバフムートを守る姿勢を表明した

最近欧米の多くのメディアはバフムートが苦戦しておりウクライナ軍は段階的に撤退していると報道していた

おそらく撤退報道は事実だったと思われ、防衛に不利なバフムートを捨ててやや下がってもっと有利な場所で防衛するだろうと考えられた

ゼレンスキーは参謀総長にバフムートを支援する適切な兵力を見つけるよう指示、軍の上級幹部多数もこの方針を支持していると報じられた

ゼレンスキー大統領は軍幹部の協議で全員一致でゼレンスキー大統領を支持し、反対意見を述べた人物はいなかったと語った

ドイツ紙ビルトは数週間前、ヴァレリー・ザルジヌイ総司令官がゼレンスキー大統領と対立し、バフムート撤退を推奨していると報じた

話を総合するとウクライナ軍は苦戦するバフムートを放棄して撤退し、より有利な場所で防衛線を戦う既定方針を立てていたと思われる

ドイツ紙ビルトは大半の防衛隊はザルジヌイ氏と同じ考えだったとも書いているが今週事態が急展開し、ゼレンスキー大統領はバフムート死守を決めた

バフムートは東側にロシア軍が占領する街が並んでいてどこからでも砲撃される距離にあり、守るのに不利な上英軍によると「戦略的価値はゼロ」と指摘されている

バフムートの人口は侵攻前に7万人だったが現在は1000人少々、小さな塩鉱山がある他は砲撃によって廃墟化している

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象徴的存在になったバフムート

ゼレンスキー大統領はCNNのインタビューに、ロシア軍がバフムートを掌握すればウクライナ東部の主要都市の制圧につながるとの認識を示した

大統領はバフムートの掌握でロシア軍は開けた道を手にし、クラマトルスクやスラビャンスクに向かう可能性があると語った

バフムート市は1本の道路を残してロシア軍に囲まれていて、市内の大部分はロシア軍とワグネルが占領し一部でウクライナ軍が守っている

この状況は22年に陥落したマリウポリやセベロドネツクと同じで、包囲された後もウクライナ軍は徹底抗戦を命じ救出しようとせず、捨て駒として全滅させた

ウクライナ軍は少数の部隊でロシア軍を引き付けて数か月かけて攻撃させ、足止めさせておいて反撃する時間稼ぎをしているように見えた

ウクライナ軍の兵力がロシア軍より多ければこのような戦略は必要ないが、兵力がかなり少ないとすれば欧米が支援する兵器が溜まる時間を稼ぐ必要がある

欧米諸国は思いついたように小出しに援助をするので、まとまった反撃をするには兵器や砲弾が十分貯まるまで待つ必要があります

実際今もウクライナはレオパルド戦車数百両の到着を待っていて、春には100両が到着するがそれまで「捨て駒」で時間を稼いでいる

だが23年3月に入ってゼレンスキーは突如バフムート防衛を命じ、新たな兵力をここに投入するよう命令した

勝つ成算ができたのか政治的な理由か、バフムートが象徴的存在になり固執しているなどの理由が考えられる

ドイツがソ連に侵攻した時地図に「スターリングラード」というどうでも良い街があり、ヒトラーはその名前に惹かれて攻略を命じた

スターリングラードに戦略的価値はなかったが、指導者スターリンの名前を冠した都市を占領する事に象徴的な意味が生れドイツ軍は固執し敗れた

ワグネルとドイツ軍がバフムートに固執し始めたのは22年夏ごろからで、するとウクライナ側もバフムートに固執し始めまるで最重要拠点のように攻防を展開した

だがバフムート自体にはそれほどの価値はなく、合理的に考えれば多大な犠牲を出してまで攻略したり守るほどの街ではない

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