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バフムートで消耗し失速するロシア軍の実態

ワグネルの総帥

画像引用:https://tass.com/defense/1586095

ロシア軍はバフムートの罠に嵌った

23年3月9日、ウクライナ各地でロシアによる80発以上のミサイル攻撃があり、少なくとも9人がなくなり停電などの被害があった

ウクライナ軍は81発のミサイルのうち巡航ミサイル34発とイラン製ドローン「シャヘド」4機の撃墜に成功したと発表した

原子力事業者エネルゴアトムはザポリッジャ原発への攻撃で原発とウクライナの電力システムが切断され、外部電源を喪失したと発表した

同原発はミサイル攻撃により5号機と6号機が停止し10日間分の燃料を持つ18台のディーゼル発電機が電力を供給している

東部のバフムートはロシア軍の攻勢で陥落寸前と言われているが、NATO関係者はバフムートの戦闘でロシア軍の損失はウクライナ軍の5倍に達したと分析している

22年夏にロシア軍がバフムートへの攻撃を開始してからの死傷者は2万人から3万人に達し、バフムート市の戦略的重要性は全く釣り合いが取れない

NATO関係者はロシア軍の動きが失速していると見ており、特にワグネルはロシア軍と対立し砲弾や兵器などの供給を受けられなくなっている

ワグネル創設者は再三に渡ってロシア軍幹部を無能呼ばわりし、自分がロシア軍に命令するような言動を繰り返していた

西側当局者はバフムートでの戦闘は「極めて小さな戦術的出来事」であり「どちらの側にとっても」戦略的意義はないとした

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問はバフムートの防衛で、「目標を1000%達成した」と語り、敵の兵力数万人に打撃を与え、ウクライナ兵員を補充する時間を稼いたと説明した

バフムートの防衛は、ウクライナの各軍種が大統領の承認を得て考案した統合戦略だったとも語った

つまりウクライナ軍にとってバフムート防衛はロシア軍に大きな打撃を与えてウクライナ軍が準備する時間を作るための戦略だったと語った

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ウクライナは戦車の訓練や兵器確保を急いでいる

ドイツではウクライナ兵数百人がレオパルト2や歩兵戦闘車マルダーの操縦方法を習得するため特訓を受けている

戦車の操縦経験があるのは訓練を受けているウクライナ兵の20%だけで、5週間の訓練で戦車の指揮官や操縦士、砲手になろうとしいている

20%の戦車経験もコンピューターを搭載しないソ連時代の旧式戦車で、操作方法や戦術などがまったく異なっている

欧州各国はレオパルド2などを合計400両以上提供するが、ドイツの防衛機器大手ラインメタル最高経営責任者(CEO)はウクライナに戦車工場を建設する協議を進めていると明かした

約2億ユーロ(約290億円)を投じ、年間最大400両のパンターを製造する計画で、2か月以内(5月まで)に決定するとしている

ラインメタルはチェコ、スロバキア、ドイツ連邦軍、ウクライナ向けにも戦車を製造している

ウクライナは23年2月24日、ポーランド軍が保有するドイツ製戦車レオパルト2の4両を受領し春には続々と各国から引き渡される

ウクライナは欧米諸国に軍事支援強化を求めているが、最近アメリカにクラスター爆弾の提供を求めている

ウクライナは155ミリ榴弾砲向けクラスター弾や、無人機(ドローン)などから投下するクラスター弾「MK─20」を要求したがアメリカは応じていない

ウクライナはF16戦闘機の提供も求めているがやはりアメリカは応じておらず、製造国のアメリカが同意しないと保有する欧州各国も提供できない

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