旅行者は魅力とかより使える情報を記載して欲しい

町おこしの多くは補助金ビジネス
近所にきっとシャッター街とか昔賑わっていたが今は通行人すら稀になった場所があると思いますが、異口同音に再生しようと街起こしをしています
10年くらい前にゆるキャラで町おこしをするのが流行ったが、あれはゆるキャラを制作すると国から何千万円もの補助金が下りるので金儲けでやっていました
一時期流行ったご当地アイドルも同様で地域名のアイドルを作って1回イベントをすると数千万円が地域活性化で交付され、金を受け取ったら放置していました
日本中でやっている村起こしや町おこしの正体はほとんどこれで、箱物を建設したり変な物を作っては国から補助金を受け取っています
道の駅もそんな補助金狙いの手段だったのだが、”予想外に”本当に成功してしまい、全国1200駅に増殖して7割くらいは赤字に陥っていないとされています
道の駅の3割は明確に赤字だが、それでも地域外から人が集まるので意味はあり、広場に芸術モニュメントを建てるよりましでしょう
日本で商店街が始まったのは明治大正だったが大戦で一度焼けて再生し、1950年代から80年代の昭和後期に再び全盛期を迎えました
その頃日本には大型スーパーやコンビニがなく、一軒の個人商店が一ジャンルの商品を売っていたので、人々は商店街を歩きながら買い物をしていました
だが昭和が平成に替わるころイオンやライフのような大型スーパーや、大型スーパーにテナントを含めたショッピングモールが日本中に建設されました
するともう野菜とか魚とか紳士服など一軒で一つの商品を扱う店は必要がなくなり、その集合体である商店街から急速に人が離れて行きました
平成になると各地の商店街で町おこしが行われ、中には多少賑わった所があるものの大半は意味不明な支出をしただけでシャッター街に居なった
商店の大半が閉店するともうそこは人通りがなくなるので再生しようとするのは無理で、ただの屋根付きの歩道になります
商店街の屋根や街灯や装飾には費用がかかるので時間の経過で古びていき、やがて危険な状態になって撤去されるのが決まっています
数少ない成功した街おこしは大抵観光地か大都市にあり、周囲に強力なショッピングモールがないなど条件に恵まれています
村おこしはするがどこにあるか知らせない
商店街がない田舎でも村おこしをやっていて、カッコいいホームページを作ったりSNSで情報発信したりイベントを開催しています
最近そうした田舎の村おこしにツイッターで疑問を呈した人が居て「観光アピールする前に県名を書け」と言って多くの人が賛同してた
春や夏に旅行先をネットで探している時に非常に多いのは、良さそうな場所を紹介するサイトにたどり着いたが”そこが何県のどこなのか一切書いてない”パターンです
不思議な事にセンスが良いカッコいい写真を掲載するサイト程この傾向があり、村や観光協会の紹介ページでもこの傾向があります
役場とかとか観光協会がプロのカメラマンにカッコいい写真を撮ってもらい、HPは(どうせ補助金で)プロに制作してもらうが、県名とか場所とかを書かない
本気で村おこしする気がない証拠で、ゆるキャラの縫いぐるみと同じく国の補助金が目当てなんじゃないかと思います
さっきも「白馬村」の観光オフィシャルサイトを開いたのですが、もちろん白馬村が長野県にあるのは知っていますが、知識がない人がパッと見ただけでは北海道なのか青森県なのか認識できません
まして白馬村ほど有名でない村は「自然が豊かで1年中楽しめる」と書いてあっても、その村がどこにあるのか誰も知らない
まず日本地図のどの辺にあってどうすればそこに行けて、泊まる宿や飲食する施設があるのかを書いた方が良いと思います