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バフムート周辺の攻防、ロシア軍はミサイルを使い果たした

バフムートの市内

画像引用:https://english.elpais.com/international/2023-02-17/ukraine-orders-immediate-evacuation-of-civilians-in-bakhmut.html

ミサイルが枯渇したロシア軍

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月27日、東部のバフムート市の状況が「ますます困難になっている」と述べた

ロシア軍とワグネルは6か月前からバフムートを狙っていて年が明けてからも周辺の村や拠点を一つづつ占拠している

報道ではロシア軍がバフムート周辺では優勢で、北側東側南側から攻めていて開いているのは西側だけになっている

ウクライナ国防省情報総局は2月27日、ロシア軍が保有する巡航ミサイルは100発以下にまで減少しているという分析を発表した

ロシア軍は各種ミサイル数千発を保有しているが古いミサイルが多く、実戦で使用できる巡航ミサイルは少ない

ロシアのミサイル製造能力は月40発以下で生産量よりも早いペースで消費し使い果たしているとウクライナ軍は分析した

侵攻1年目の2月24日にロシア軍が大規模攻撃をするという見方が強かったが、ミサイルが枯渇したためできなかった疑いがある

今までロシア軍が大規模攻撃をしたときはミサイルやドローンなど100発近くを撃ちこんでいたが、ドローンも枯渇しロケット弾も枯渇している

イギリス国防省は2月25日、2月15日以降ロシア軍はイラン製攻撃ドローンを使用しておらず使い果たした可能性が高いと分析した

侵攻初期から夏までロシア軍は射程数十キロのロケット弾を多用していたが、最近はあまり使っておらずこれも使い果たした可能性が高い

ロシア軍は戦車やりゅう弾砲に使用する通常砲弾の在庫も少なくなっていて、北朝鮮から輸入したとされるが何か月ももつほど大量ではない

使用できる巡航ミサイルの100発以下も対地攻撃用は少なく、艦船や航空機から発射する対艦ミサイルを地上に向けて使用している

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両軍ともバフムートで消耗している

ロシア軍はどこかから調達しない限りミサイルが無い訳ですが、ミサイルや航空機や優勢な火力兵器の支援なしにバフムートを攻めている

ワグネルは囚人などを囮に使い精鋭部隊で攻撃をしていたが、精鋭部隊も消耗していきワグネルからロシア軍海兵隊に主力が移った

そのロシア海兵隊も徐々に消耗していきウクライナ軍はロシア精鋭部隊の能力が大幅に低下し「ほぼ壊滅」したと分析している

英国防省はロシアが部隊の立て直しを図るため、精鋭部隊に替わって経験の浅い兵士を動員しているとの見方を示した

バフムート周辺では最近創設されたチェチェンの民間軍事会社約200人がロシア軍を後方から監視していて、逃亡や投降を防いでいる

バフムートは両軍の激しい戦闘から肉挽き機と呼ばれているが、ウクライナ防衛外国人部隊に参加しているオッフェンベッカー部隊はここの平均寿命は4時間だと語った

ウクライナ軍に所属する兵士がバフムートに配属されてくるが、前線に立った兵士の寿命は4時間程度だと説明した

バフムートのウクライナ軍野戦病院には絶えず新しい兵士が運び込まれてきて、流れ作業で処置をしていき次々にトラックで新しい患者が運ばれてくる

ここでは毎日大量の砲弾と火力が必要だが、それが不足しているのでウクライナ軍にも多くの損失がでている

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