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バフムートのワグネルは壊滅しつつある

スコップで戦う訓練するロシア兵

画像引用:https://en.defence-ua.com/analysis/the_uk_defense_intelligence_say_russian_reservists_ordered_to_assault_a_ukrainian_strong_point_armed_with_only_firearms_and_shovels-5954.html

ワグネルの兵力は壊滅か

ウクライナ東部のバフムートでは両軍が兵力をかき集めて支配権を得ようとしているが、ウクライナ軍の兵士は最初から少なくロシア側は激しい消耗を補充しようとしている

英軍などの分析ではバフムートの戦闘でロシア側はウクライナの5倍の損失を出していて、半年間で約3万人に達している

逆算するとウクライナ側の死傷者は半年間で5千人程度と思われるが、ウクライナ軍の戦闘員は開戦時に数万人しかいなかったと思われる

その後ウクライナは成人男性の出国を禁止して強制的に徴兵したが、やはりロシア軍兵士よりかなり数が少ないようです

ロシア兵はおそらくウクライナに15万人から20万人駐留していてロシア本土にはもう数十万人の現役兵力と予備兵数十万人が存在している

しかもロシア軍には人命尊重という文化がないので22年9月から徴兵した30万人の新兵を、たった1回の使い捨て攻撃で大量に消耗している

民間軍事組織ワグネルに至っては囚人を兵士にして囮として前進させ、わざとウクライナに攻撃させてその隙にベテラン部隊が前進している

その結果ロシア軍はバフムートで前進したが代わりに5倍の損失を出し、特にワグネルは兵士不足で壊滅しつつあります

ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官はCNNに、ワグネル戦闘員の第3波がロシア正規軍で置き換えられつつあると語った

報道官によると22年2月のワグネル第1波は職業的な軍人で構成され、第2波は刑務所の囚人、現在は第3派としてロシア正規軍との置き換えが進められている

ワグネルの創設者であるプリゴジンとロシア軍指導部の対立が深刻化し、ワグネルはロシア連邦軍から物資や砲弾や人員の補充を受けられなくなっている

プリゴジン23年3月10日、ロシアの42都市で戦闘員の募集センターを開設したと発表、バフムートで兵力を消耗し新たな兵力を確保していると見られる

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パン1切れの土地を奪い合う両軍

ワグネルは占領したウクライナ東部の都市で子供を人質にとってウクライナ人の父親を徴兵したり、ウクライナ人の女性も兵士として徴兵したのが判明している

プリゴジンは3月5日の動画でロシア軍司令官に弾薬の供給を要求したが、6日午前8時にはワグネルの代表が司令部への入館許可を取り消され出入りを拒否された

ブリゴジンはワグネルだけが前線を支えており、ワグネルが壊滅すると「無能なロシア軍」だけになり前線が崩壊するなどと訴えているが、その一言一言がロシア連邦軍幹部の怒りを買っている

ブリゴジンは3月8日、バフムートの東部全域とバフムートカ川の東側全域を掌握したと発表し、事実だと思われるがイギリス軍は「戦略的に無価値」だとこき下ろしている

英軍によるとバフムート自体に何の価値もなく、両軍ともこの場所に固執して大きな損失を出していると指摘している

特にワグネルはパン1切れの土地を確保するために兵士を失っていて、失っているものと得られるものが釣り合っていない

ワグネルとロシア軍はバフムートを3方向から包囲しているが1方向の道路は開いており、ウクライナのゼレンスキー大統領は防衛と兵力投入を軍に指示した

ウクライナ軍は防衛に不利なバフムートでロシア軍を消耗させた後放棄するつもりだったらしいが、何らかの意図があってゼレンスキーは方針転換した

CNNによると英国防省はロシア軍の予備役兵がウクライナ軍の拠点にシャベルと小火器での塹壕突撃を命じられていると分析した

1869年から使っているシャベルには「MPL―50」という名前も付けられていて見た印象では家庭菜園で使うスコップですが、これで塹壕に侵入してウクライナ兵と戦っている

英国防省はロシア軍は弾薬が不足しているにもかかわらず、攻撃を行うことに固執した結果だと分析している

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